主 2013-08-25 21:47:30 |
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(返された言葉に、ぐ、と唇を噛んだ。確かに、起きられなかったのは自分のせいだけど。あんたのためにクッキー作ってたから、なんて言いたくもないし。その後に付け足された言葉には、言えば起こしてくれたのか、なんて、ちょっと心が揺らいだ。けれど、その後に彼奴は、何か考え込むように私から視線を逸らした。どうしたんだろう、と思っていたら、――溜息吐いた。こんな私に、呆れたんだろうか。一瞬、ごめんという言葉が頭によぎったけれど。「言わなくても起こしなさいよ!」口から出た言葉に、自分でも滅茶苦茶だと苦笑いしそうになった。考えてみれば、彼奴が声をかけてくれたことで、遅刻せずに済んだのだから、結果としてはお礼を言わなければいけないんだろう。だけど、言葉は留まることを知らなくて。「言わなきゃやらないなんてね、そんなんじゃ、一生彼女できないわよ!」と、相手を指差して。自分の言葉に、はたと気がついた。彼奴にもいつか、彼女ができる日が来るのかと。口は悪いけど、私以外には結構親切みたいだし、サッカー部だし、背は高いし…。あ、考えたらムカついてきた。)
(/ありがとうございます!! 本体は、凛くんの悶々を見てにやにやしてます。雪乃に教えてあげたいくらい…w
はい! 一緒にのんびり考えていきましょう^^)
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