t. 2013-08-23 20:06:27 |
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....寝坊してんのは奏多さんの方でしょーが、
(己に声を掛けて来たのは大好きな彼。そんな些細なことでも嬉しくて笑みが漏れる。いつもと変わらない相手をみればこんなに意識をしてしまっているのは己だけということを身にしめて知らされる。意識はしていないはずなのに意識をしてしまう己がいて。彼と喋ると口元が如何しても緩んでしまうのだ。彼は幼馴染、そう言って己に囁きかける。
…っ、
(彼女達からの唐突な問い掛けには己は声が出ない。違う_、勿論己達は付き合っている何てそんな特別な存在ではない。何処かで相手の返答に期待している己がいた。相手の返答は嘘など一つはない。己達は幼馴染の関係で、もうそれ以下なのかもしれない。それくらい分かっているはずなのにいざ、言われてみれば胸が苦しい。一秒でも早くこの場からいなくなりたくて「 友達待ってるしもう行くね-、 」嘘を吐いてこの場を去った。
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