t. 2013-08-23 20:06:27 |
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___、阿呆、__幼なじみになんか、戻れる訳なんて、ないんだ。
(その吐き出した言葉は誰に向かって言ったのか己にすら分からない。片言な言葉で近づいてきた昔のあいつ。今では___妹としてなんて見れなくなった。一人の女の子として意識するようになった。__だから風呂だって、昔みたいには一緒に入らないし、一緒にも寝ない。昔から変わったんだよ何もかも。「___、」部屋から見えたあいつの部屋。ふと感じた視線を遮るように、ベットに潜り込む。)
____阿呆、雅。
(今日初めて彼女の名前を口にした。ゆっくりと窓に指を這わせて、相手を見つめる。ざあざあと雨音をけたましく鳴らす天気に感謝をしつつ、雅、と相手の名前を口にした。きっと聞こえてはいないだろう。それでもいい。不思議と雅と囁いた己の声が落ち着いていて気持ち悪かった。)
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