t. 2013-08-23 20:06:27 |
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___んー。
(本当言えば人混みから逃れたかった、なんて来てしまった己が言っても説得力なんて皆無だが。ふとぽんぽんと背中辺りを詰まれた。__人物はあらかた予想できる。牽制するとかなんとか言っといて、全然じゃないか。手を繋いだまま、ゆるりとした所作で彼女を此方側に取り敢えず持ってきて、何時ものような揶揄した笑みを浮かべた。「___何か、用?」きゃあきゃあ騒ぐ彼女達の前とは比較して冷たい心。別にどうとは関して思わない。___彼女達は学園でも人気のグル-プだ。身長の小ささがお目当てのグル-プで友達から聞いた話では、金を掛ける事が好きとギャンブラ-好き。__人は見かけにはよらないということはまさにそのことだろうか。彼女の好き嫌いは熟知している己だ。確かこいつらも嫌いに入る筈、取り敢えず牽制するつもりで目を瞬かせつつ、ゆっくりと彼女達を睨んだ。__あのね、私達今から遊ぶんだけど、一緒に遊ばない?、そんな言葉を後目に、苛立ちが先行した。俺には今外せない用事があるんだよ、男なら殴って終われるけど、流石に女にまで殴って終わらせようだなんて、流石にそこまでは腐ってはない。___危害を加えたら別だけど)
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