t. 2013-08-23 20:06:27 |
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___そ、っか。
(相変わらず苦笑は治らなかった。こんな事今迄無かったのにどうしたんだろうか。やはり何か己がしたか、それとも彼女に何か苛立たせてしまったか。___取り敢えずゆっくりと歩き始めてリビングに座らせて貰う。和菓子が一つ足元に転がった。___そうだ彼女が前好きだと言ってたものが偶然合ったから渡したかったんだ。何か一つ決心づいたように階段を上がると聞こえてきたのは涙の鳴咽。__僕はそれだけ彼女を傷つけたのか。何で泣いてるんだろう。僕は只彼女が好きなのに。__好き?家庭教師として?________違う。兄としてでもなく、きっと___。)
___茉紘ちゃん。
(ゆっくりとまた部屋の扉を叩く。__御願いだから返事をして。じゃないと今すぐ開けてしまいそうだ。先生としてじゃなく、僕自身も見てくれるかな。そんな膨らむ気持ちが今は痛くて。泣いてるなら今は慰める所為として、彼女を抱きしめたかった。)
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