t. 2013-08-23 20:06:27 |
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・・・ー お父さん、
(タオルを水で濡らしていれば己の父親でもある彼が見えた。何処と無く不機嫌で、ってあの父親が笑っている所も見たことなんて無いのだが。" あの執事は辞めさせて他の執事を雇うからな " 何時だって己のことなんて放ったらかしで父親らしきことなんて一度もしたことないくせに。仕事仕事で一度もご飯を食べたことがないし、出掛けた事だってない。こういう時にだけ父親ぶるんだから。「 ....執事、崙のこと好きになってしまったから、彼が出てくのなら私もこの家を出てく 。」己の今の本音だった。好き、何ていう感情なんて分からなかった。だけど多分私はあのゲ-ムに最初から負けている。最初から、彼が己の執事になった時から既に彼に堕ちている―、彼を見詰めれば又冷たい口調で" 勝手にしろ " そのまま、その場を立ち去って行った。彼なりに理解してくれた事なんだと思う。「 ......___ありがとう。」そう呟けば彼の元へと向かった。
______。
(己の自室に戻れば誰も居ない。寝てて、って言ったのに。高熱なのに。そう思えば握っているタオルを強く握れば彼の自室へと向かった。
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