主 2013-08-13 18:30:50 |
通報 |
足りないな…、
( 屋敷で一人、肘掛けに凭れる様にしているも其の顔色は悪く。最近は余り血を摂取していないのかその何処か飄々とした声にも弱々しさが滲んでいて。「嗚呼、此処で誰かが来たらきっと僕、我慢できなくなっちゃうかも、」と口角に笑みを浮かべるも小さく息を付いて浅く呼吸を繰り返せば、少し横になろうかと畳に横たわり双眸を閉じて己の欲求を収めようと努力をするも微かに楽になっただけで其れほど変化は感じられず。きっと誰も来ないだろうと予想しているも其の瞳は血を求めていて。
トピック検索 |