ヌシ、 2013-08-08 02:13:11 |
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――..っ、
( 相手の直球過ぎる言葉に息が詰まる様に胸の内が苦しくなる。頭の隅では分かっていた、逃げてばかりではいけないという事を。正面から顔を合わせると動揺と嫌われる事の恐怖から瞳を揺らし。無言の侭どれくらいの時間が経ったのだろうか、酷く長いようなほんの一瞬であったような感覚に独り言ベッドのシーツを握り締めて。唐突に告げられる告白に思考は停止する。叶わぬ想いだと決め込んでいたがずっと好意を抱いていた相手が、己の事を好きだなんて。夢かと疑ってしまう程に現実離れしており尚且つそれ程夢にみていた言葉に言葉が出なくなる。離れる手を咄嗟に掴み握り締めると「夢、じゃねえよな、..これ。」微かに語尾震えるのを堪えながら泣きそうな情けない笑みを浮かべ問い掛けて )
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