主。 2013-08-06 18:30:16 |
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はいよー、
( また戻って来た彼女になんだろうか、と思う。ああ、買い出しね、そんなのいちいち言いに来なくてもいいのに、なんて思ったがそんな彼女の変に真面目な所も好きである為受け入れる。彼女の伝言にひらひらと片手を振って了解といってらっしゃいの二つの意味を含めた合図を送る。彼女が出ていくのを扉を閉める音で確認すればぽす、と枕に顔を埋めて、_その態勢のまま暫しの時間が過ぎる。むくりと顔を上げては「 _まじあっつ 」と一言。それもそうだ、こんな真夏にも関わらずクーラーも扇風機も使っていない。クーラーのリモコンを探すがベッドの近くには見当たらない。気だるいが重たい身体を起こし少し離れた場所にあるテーブルへと向かい、スイッチを付ける。これで満足といったようにベッドに戻り再度布団にくるまって。 シーツの皺と少し捲れた布団など彼女の居た痕跡をふと見ると今までのやり取りがフラッシュバックされる。そういえば彼女は己に向かって敬語ばかりだ。今更気付いたわけではなく前から思っていた。いくら己が歳上だからといっても付き合っているのに上下関係などある訳ない。彼女には彼女なりの理由があれば別の話だが。彼女が帰ってきたら聞いてみよう、)
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