トピ主 2013-08-06 16:25:59 |
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(呼び声を上げてすぐに耳に入った耳障りな椅子の音と自分を呼ぶ声、すぐに少しだけ眉をひそめながらそちらを見れば流石に今回は自分の立てた音が煩かったという自覚があったのか謝罪するようなジェスチャーをしこちらを見る相手がいて。先程の椅子の音を注意しようかと開いた口は相手の安堵したような緩んだ表情を見た途端動きを止めてしまい。自分が来ただけだというのに何故そんな表情をするのかと少しだけ責めたい気持ちを抱えながら何処か照れたように微かに歪む表情を隠すように口許に手を当て。)
ーー…なんだってこんな所でサボってるの、千尋にとっては授業も図書室もあんまり変わらないんじゃない?
(相手の元に歩み寄るが早くサボった仕置きやら無駄に照れさせられてしまった八つ当たりやら、複雑な思いを込めて少し強めに相手の頭をぱしんと叩くと呆れたような声の調子で話はじめて。授業が嫌というのは何となく分かるが、本好きの自分ならまだしも小難しい本などあまり好かない彼がここにいてもサボった気がしないのではないか。そんな問いかけをすると小さくため息をついてから腕を胸の前で組むと自分より発育の良い彼の少々高い位置にある顔をちらりと見上げて。)
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