.......良い出来だ。ついて来い。 ((観念し素直な単語を吐いた瑞生を、横目でみて微笑みにじませて歩を進める。 久しぶりに笑った気がした。瑞生はそれどころではないから、不謹慎ではあるのだろうが、どこか愛らしかった。 両脇に控える部下達に睨みを聞かせながら、通路を歩き車へと歩む。 瑞生は美しい。せっかく罠にかかったんだからな。誰にもやる気は無かった。