主 2013-06-29 19:40:54 |
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あー…いいのいいの、彼女だから(ここまで勢いで口をついてしまったのだが、最後の一言で、しまった、と後悔をして。わざわざ今この場で彼女がいることを言う必要は無かっただろう、口の軽さはもう癖みたいなものだな、と自分自身に呆れ。「いや、なんつーの、友達?みたいなもんだから」と下手すぎる言い訳を述べたりして。ふと目線を運ばれてきた珈琲に向けると、喉がカラカラであることに気付く。それもそのはずで、先程まで練習、そのあとここまで走ってきて、緊張や冷や汗をかきながら今現在に至るわけで。そう思うとやけに珈琲が欲しくなり「いただきまーす」と述べてから珈琲に手を伸ばし一気に流し込む。喉を通るその味は自身が最も好んで飲む、牛乳多めのカフェラテのもので、飲み終えてから自然と「ん…うまぁ」と口から発せられて。いつぶりだろうか、人の視線や評価などを気にしない、自身らしい笑顔もこぼれて)
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