クロネ 2013-06-26 19:09:05 |
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極意3
相手に対する敬意や
共感の言葉がない人
なぜ次々と質問を浴びせるような尋問口調の態度が、聞き下手につながるのでしょうか?
悩みを引き出したいのなら、まずはどんな状況に陥っているのか、事実を確認することも大切です。
したがって、積極的に質問しようとする人がいても不思議ではありません。
質問しているだけなのに、聞き下手だとは心外だと思う人がひょっとしたらいるかもしれません。
もちろん、質問するだけならあまり問題ではありません。
問題なのは、問いつめるような尋問口調です。
尋問口調で会話をしていると空気が悪くなり、相談しづらい雰囲気になるという問題はすでに指摘しましたが、尋問口調には、もうひとつ大きな問題があります。
それは尋問口調をするような人は、相手への敬意を欠いているケースが多いという点です。
質問をするという行為は一見すると親身になっているようにも見えますが、矢継ぎ早に質問を重ねていては、相手の悩みを意見に対する承認や理解がおろそかになりがちなのです。
要するに相談相手からしてみれば、自分への敬意を欠いており、ろくに話を聞いていないも同然なのです。
話を聞いて、相手が抱えている悩みを引き出すというよりは、アドバイスをして解決してあげようと躍起になっている独りよがりな人だと映ってしまいます。
相談してくる相手はトラブルを解決してほしいのではなく、話をただ聞いてほしいだけというケースがほとんどなのです。
そのため悩める人には承認や敬意の言葉、そして共感を示していくことが大切です。
関心を持って聞いているよ、そんな空気を醸し出すことが重要なのです。
話の内容や、自分に興味を持っていない相手に話し続けることほど、つらいことはないのですから。
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