鈴谷 慎 2013-06-24 19:07:37 |
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お、男らしいっすね、先輩…。……先輩…先輩ッ!?ちょっ……大丈夫っすか!?
(乗り気ではなさそうだが、口を付けた相手。それをニヤニヤと眺めていたのは良いものの、それも最初のうちだけで。どうせすぐにギブアップするだろう、そんなことを考えていた己が甘かったのか、無理をさせた己が悪かったのか。相手の勢いが止まらない。その勢いの良さを見ればもしかして酒豪だったのかもしれない、そう考え己も再び瓶に口を付けるのだが、相手の勢いに対抗するように飲もうとしても喉に詰まり、口を離してしまい。まだまだ、再び口をつけようとすればゆっくりと折れる相手の体。ぎょっとしたように目を見開き、すぐに立ち上がれば相手の横へ駆け寄り、どうしていいのかも分からずそっと背中に触れ、軽く揺らしながら焦ったように声をかけて。まさか、もう酔いつぶれたのだろうか。もしそうだったらこのままお持ち帰りでいいのだが、相手のつぶれる速さは尋常ではない。普通の人でもまだ少しは飲めるだろう、さすがに倒れるまでは…そう考えれば相手が倒れたのは酔いのせいとは思えず、どこか具合が悪くなったのだろうか、器官に入ったのだろうか、と。とりあえず相手の様子を確認するべく顔をこちらへ向けてみようと)
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