主 2013-06-22 18:50:00 |
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…ん、馬鹿だったかもな。今思うと、やっぱり忘れるとか、嫌だなって思うから。…馬鹿、だったなぁ…。
(やはりこれだけ大きな事態だったのだから誰かが救急車を呼んでくれていたのだろう、ほどなくして到着したそれに乗せられ近くの病院へと搬送されていき。勿論傍には救急隊員がいるからこそ相手と接触することも気が引けてしまい応急処置として両手の血をある程度拭われた後視線だけ相手の方に向けようとすれば、みすぼらしい傷だらけの手にその手を添えながら此方を窺う相手が目に入り。俯いたまま口にされる言葉は安堵の色を感じさせはするものの酷く弱々しくて、自分が相手にしようとしていた所業の重さを再度認識させ。今思えばあまりに短絡的で馬鹿げた発想、相手が自分を忘れてしまったことを言い訳に自分だけが楽になることを肯定しようとした身勝手な行動に苦笑しながら呟きを漏らすと、冷静になるにつれて込み上げてくる記憶を失ってしまっていたかもしれないという恐怖感に小さく身を震わせ。それでも相手を一度失いかけたからこそ、今相手が抱えているであろう喪失への不安感は痛いほど分かり、そっと慰める様に相手の頬を片手で撫でながらその先の道中を行き。)
(/そうですね、この後はお互いそれなりに心身へのダメージも負っていますし検査を含め一日入院にでもさせようかな、と思っておりました。同じ病室にでも突っ込んでまだ全快とは言えませんが一先ず再び恋人同士に戻れたことを噛み締めさせてあげられればといった感じでしょうか?勿論お互いに我慢する部分も付きまとってきますが(笑))
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