主 2013-06-22 18:50:00 |
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ッ、ちょっとだけ…腰、打ったかも…。ある、ける…っ多分…。
(昂った感情に身を任せてしまっていたものの少しずつ落ち着きを取り戻してくると周りの状況も同時に理解し始めて、階段から転げ落ちてきた自分たちへの心配か好奇か周囲から向けられる視線によって漸く冷静さが戻り。未だどくどくと高鳴る鼓動こそ収まらないものの周りを見る余裕くらいは持てる様になり、相手に支えられながらもゆっくりと立ち上がろうと体を起こせば転がり落ちる途中で打ってしまったのか鈍く響くような痛みを訴える腰に小さく呻いて。歩けないほどとは言わないが恐らく服の下は青あざくらい広がっていそうで、僅かに顔を歪めながらも小さく言葉を口にすると緩やかな動作ながらどうにか足を立たせて。ちょっとした傷や鈍い痛みこそ抱えていても意識ははっきりしているし足腰も一応立っていて、相手も見たところ骨折などといった大きな怪我は見受けられない。そのうえ相手の記憶も戻ったとなればこんな幸運に胸が騒めかない訳がなく、こんな状況なのに緩みそうになる口元を堪えながら相手の方を改めて向くとそっと言葉を続けて。)
…早くふたりになりたい、けど…どうしよ。もしかすると救急車呼ばれてるかも、だし…。どっちにしろ、和瑳は病院行かないとだめ、だよな…。
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