主 2013-06-22 18:50:00 |
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:『…気になってるから、じゃあ理由にならないかな?女の子が男の子にこんなこと言う意味、後は自分で考えてみてね。』
((記憶喪失になりこれまでの記憶があいまいなものへ変わってしまったとはいえ日常生活の様子自体は以前と変わらぬ彼のままで、そのことに少しだけ安堵すると共に記憶喪失という不運にあってなお視線で追うほどにやはり彼にとって大切だったということを強く主張してくる者の存在に内心苦い思いを巡らせて。しかし変わらぬ態度だとばかり思っていた彼からの予想していなかった質問に思わず一瞬動きを止めるものの、にっと笑みを浮かべながら可愛らしさを意識しつつも少しだけ相手を弄ぶような、きっと男の子が好んでくれるような小悪魔めいた台詞で返答すると相手の背を追いかけて。かつての彼ならばきっと自分にこんな質問をしてきたりしなかったはず、この事実だけで相手の中で無くした記憶だけではなく、それに紐づけされた何かが揺れていることは窺い知ることが出来て。彼の中で揺れる何か、それがもし自分に与えられたチャンスの欠片なのだとしたら。脳裏の隅に相手が執心する彼を追いやって、この小さな希望に縋りもう一度だけ相手を想ってみようか、そんな思いが胸に浮かぶとそっと彼の隣に並び。))
『――…ねえ上原君、何か考え事?最近何だか様子がおかしいし…私で良ければ話、聞くよ?その代り、お茶代は上原君のおごりね?』
(/先程は大変失礼いたしました!大事な設定の根源が揺らいでしまうなんて、まだまだ私も未熟者だと再認識いたしました;;今後はこのような混乱を招いてしまうようなことがないようなお一層精進していこうと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!)
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