主 2013-06-22 18:50:00 |
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(寝室にて制服に着替えながらまた軽い溜め息が漏れる。相手の涙を見たのはもう何度目になるのだろうか。好きだという感情を伝える事でこんな風に何度も相手を泣かせる事になろうとは。ずっと下らないと思っていた恋愛というものは想像以上に厄介で難しい。彼は未だ泣いているだろうか。次はどんな言葉を掛ければいいかさえ分からず荷物を持ちリビングに向かうと己を待つかのように立つ相手、その表情は心なしか先程のものとは一変し、清々しささえ感じられて)
……行くぞ、泣き虫。
(小さく笑みを浮かべるとそちらへ歩み寄り、相手の髪をくしゃりと撫でるように触れてから玄関に向かい。一見貶すような言葉も、そんなお前も好きだという愛しさを込めたもの。相手がこの部屋に再び来る日は何時になるのだろうか。たった一晩という短い時間は己にとってかけがえのないものとなり、様々な思いが胸に広がっていく。名残惜しさを感じながら玄関の扉を開けては相手を待ち)
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