お相手さんに愛を叫ぶ!!

たとえ何年経っても、俺の初恋はあんただよ。
不安定で未熟で、あんたに気付くことも出来ない位鈍い俺を、あんたはいつも見つけてくれた。あんたが見つけてくれたから、俺はあんたを見つけられた。だから、柄にもなくあんたを運命だなんて思ってた。

俺からしたらあんたの方がよっぽど魅力的で、何時だって何処でだって誰かに好かれてるのに、そんなあんたに褒められたことが俺にとって一番の自信だった。
昔の俺はいつも似た様なキャラクターだし、ぐずぐず女々しくてウザったい、正直今思えば黒歴史同然なのに。そんな俺を見ていてくれたことが、ただただ嬉しかった。
勝手に舞い上がって、うっかり本気で初恋しちゃって。でも、あんたの気持ちをちゃんと聞いたら想ってもらえてたからこそ落ち着けた。愛だ恋だって熱を上げるのもいいけど、あんたはそういうのを越えて特別だって思えたから。
話してた時の不安とか、嫉妬とか…そういうの、別れたからこそ、好きだからこそなくなったよ。だってあんたにあんなに好いてもらえてたんだもん、それだけで十分だって思える。

あー…何が言いたいかって、とりあえず俺はもう大丈夫ってこと！今もぶっちゃけあんたのことは見てたりするし、逆にあんたも俺がちょいちょい何処かに顔出してるの気付いてるかもしれないけど。
あんたのことは今でも、俺としても本体としても大好き。けどだからこそ、好いてもらえた時間が大切に思えて、その時間があったからこそ、これからも離れていられる。近かった頃は勝手に不安になってたのに、離れたらその分あんたに貰った時間を大事に出来て、何でか落ち着けたんだ。

あんたに想ってもらえて、あんたを想うことが出来て、ほんとに良かった。
やっと俺も、あんたに対する未練とか…そういう色々、上手く整理出来た気がする。離れたって、貰った時間は消えたりしないもんな。
何年も、話す場所や俺の存在そのものが変わっても、それでもずっと見ていてくれてありがとう。
ずっと想わせてくれて、ありがとう。

これは勝手な俺のけじめ。愛を叫ぶっていうか…まあ、感謝というか。そういう感じのやつ。
だからほんとに、実は追いかけて欲しいみたいなやつじゃなく！今回はあんたの返事は求めてないよ。
だってもうあんたの気持ちは十分もらえたから、今までの言葉で十分。


俺を特別にしてくれてありがとう。
俺の特別なあんたへ。