トクメイチャン 2013-05-27 01:00:49 |
通報 |
______明後日。
家で準備をすればカタール芸学に向かった。
カタール芸学に着けば棗が居た。
棗「南無阿弥陀仏」
結愛「何してるの」
棗「ああ、結愛。おまじないかな」
結愛「なにを願ったの?」
棗「2人が合格出来ますように、って」
結愛「そう。いくよ」
棗「うん!」
オ-ディション会場に入れば人が大勢いた。
棗「もう始まってるんだね。」
結愛「何で分かるの?」
棗「だってそこのモニターからオ-ディションしてるのが公開されてるもの」
結愛「本当だ。まあ皆そこそこ上手いようね」
棗「うん!でも結愛も上手いから」
結愛「うん」
棗「ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね」
結愛「うん、分かった」
トイレに向かってダッシュする棗を見送ればすぐ側にあった椅子に座った。
南雲「あれ、結愛?」
声のするほうを向けばそこには南雲が居た。
結愛「何でここに居るの」
南雲「俺はここの教師だ。最下位だけど」
結愛「教師?」
南雲「ああ。、で結愛もここのオ-ディション受けるのか?」
結愛「違う、受けない。友達の付き添いだから」
目を逸らし言えば放送が鳴った。
『試験番号102番、103番の平岡結愛サンと椎名棗サン。番号が回ってきたので試験会場に来てください。』
南雲「じゃあ今のは何だ?お前の名前が出てきたぞ?」
結愛「違う、それ私じゃない」
するともう一度放送が流れた。
『繰り返します。試験番号102番、103番の平岡結愛サンと椎名棗サン。番号が回ってきたので試験会場に来てください。』
南雲「やっぱり結愛じゃないか 」
結愛「違う」
棗「結愛ー。探したよ〜。ほら次私達の番だから急ごっ」
と腕を掴まれ試験会場へと向かう。
試験会場につけば5人の教師が席に座っていた。
理事長「どうぞ始めて下さい」
棗「せーの」
棗が小声で言えば唄い始めた。
〜〜♪〜〜♪〜
その頃、試験待合室では。
将郗「あ!あの時の生意気女じゃねぇか。」
玲於「フッ。本当だ」
将郗「散々バカにしたくせに何だよ、あいつも受けるんじゃないか」
とモニターを見ながら文句を言っている将郗。
〜♪〜♪〜。
棗「終わりました、」
理事長「……」
棗、結愛「?」
理事長「合格した者は1人です」
棗「え∑そんなの駄目です!2人で合格しないとダ」
結愛「いえ、私は2人で一緒に合格しないと駄目とは約束してません。1人で構いません」
棗「え……」
結愛「そうでしょ?約束はしてない。私が受かって棗が落ちても仕方ない事でしょ」
棗「……」
理事長「平岡サン、貴方は何か勘違いしているようですね。」
結愛「?」
理事長「合格したのは貴方では無く椎名棗サン。貴方です」
結愛「ぇ゛え?!」
[第02話に続く]
トピック検索 |