おしっ、…依頼人に届けねェとな…(抱いていた仔猫の頭を軽く撫で小さく呟くと『あ、…お礼っちゃなんだけど…団子でも食わね?』思い付いたように手をポンッと叩いて人差し指を立て提案すれば"あ、これナンパじゃないからね!?"とそこは一応否定しているらしく。『んー、はいはい…鈴蘭ちゃんね。…ま、困り事あったら俺に依頼してくれやァ…』と完全に名を間違えつつヒラリと手を振ると相手の目線が己の髪に。『ん?』なんて首を傾げると