(いち、に、さん、し、ご!指折り数えて口元ゆるり緩めると嬉しそうに瞳細めぎゅっと拳を握る。自分には理論だとか難しい話も分からないし、陸上の知識もない。けれど彼が水泳に興味を持った事は素直に喜ばしい事だ。プールに辿り着いてはプールサイドに見えた先客の姿にきょとんと目丸め。) ――あれっ、怜ちゃんだ。何やってるの?