主 2013-05-16 00:37:59 |
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(目が合った瞬間、己はギクリと肩を揺らした。まさか気付かれるとは思ってもみなく予想外の事、「やっべ…」と口を慌てて手の甲で軽く抑える。相手の子供っぽいような仕草になんだかキュンとくるも自分では認識出来ず、なんだこの胸の痛みは?と頭上にハテナマークを幾つかのせて。
((上げーノシ
─授業が終わり、昼休み─
腹減った、、。あ、ウインナーもーらい。(授業が終わり、個々に弁当を広げて食べる友達の合間を歩き自身の前の席の奴の弁当から摘み食いして、何だかじゃれ合い目線を上げ相手と目が合えば近寄って“何かちょーだい”と声掛けて
((構いませんよっ!!))
(自信で作ったお弁当はやはり上手い、と顔には出さないが和んでいれば後ろから誰かに声をかけられた。さっき、目が合った奴だ。と思えば相手が物欲しそうに己の弁当箱を見つめているので「…いいけど。」と箸ごとずいっと相手の胸元辺りに素っ気ない感じに差し出してやり。
ん、さんきゅ、、。 うわ、旨っ!?(玉子焼きをひとつ手で摘みパクッと口に入れて目をキュッと瞑り幸せそうに味わえば上記を述べ “お嫁さんになってー”などと冗談のように云うと自身の席に戻り再び前の席の奴にちょっかい出し始め
(あれ? 俺が好きになって行く方でしたっけ?
は!?…男同士で結婚って…お前、出来るワケねーだろ。(眉を潜め述べるも、何だか胸の奧がちくちくしてともらない。なんだよ、うぜぇ…そう思っても中々止んでくれず、ここ最近困っていた。自分のお弁当を初めて他人に食べて貰い思わず口許が緩みそうになるも「…ったく。」と一息ついて。
((いえ、自分が好きになる方です。詳しくは上にありますよー))
そんなに、怒らなくてもいいのに~…。(相手の様子に眉下げ女子のようにむぅと膨れてみて、自分で面白かったのか笑い出し、、「なぁ、んじゃ…お前、嫁になる?」と前の席の奴に言えば“なる、なる!”とノリよく返して来て、、「はは、嘘。お前じゃ、ヤダ~」とはははと笑いながら立ち上がり再び相手のおかずをパクッと食べ、頷いて
(了解でーす
え…あ、怒ってはないけど…(相手をちらちらと見ながら言う。さっきの態度は何か嫌なとこあったか…?なんて少し弱気になってしまう。そんな時、相手の可愛い膨れっ面に「…かわい、」思わずぽろっと本音が溢れるも、自分では無意識の内に出ていたらしく暫くぼーっとして。
断りも無く己の弁当のおかずを食べた相手に「おまっ!…俺の大事なエネルギーがぁぁ…」と少し声を荒げ乍発する。でも、喜んでるんだからいいのか…と意外にあっさり怒りはやんだようだった。
((それでは、本体ドロン/返信不要))
ん、あ?…そうだな、、わりぃ。(相手の弁当が旨く、つい手を伸ばしてしまい眉下げつつ謝れば、、「そういや、、さっき何か言わなかった?」と聞き取れなかったが口許が動いたのを見ていたらしく自分の事を悪く言われたのかと気になり問い掛けてみて「あ~、借りはちゃんと返すからさ~!!」と弁当ご馳走様と手を合わせ微笑みながら軽く頭下げ
謝るなよ!…俺が悪いみたいじゃん?(相手の反省の色は十分に見えたため少し頬を緩めながら言えば、昼休みも終わると言うのに食べかけのお弁当を手に持ち席から立ち上がって。「え?…」突然聞かれ、記憶を思い起こしてみる。するとポンと思い浮かび上がったもののこれは相手には言えないな…と思い「べーつに。」と聞かなかったことにした。
「借りって…例えば何だよ?」こんなに熱心な相手は初めてで半ば呆れつつも一応聞いてみて。
((遅れてすんませんしたぁぁ!!orz))
ん。良かった、、(謝るなと言われ相手の表情も穏やかになっていたため安堵し聞き取れなかった言葉をなんとなくスルーされた事に対し、まっ、いいか…と特に執着心はなく此方も流して、「ん?何がいい?…俺のちゅーとか?」と冗談言って笑い飛ばし…今度、飯奢るよ!、考えといて、、と云うと自分の席を立ち上がり休み時間も終わる頃なのに教室を出ようと
(忘れられてたかと、、
((忘れませんともぉぉ!!…忙しくて(ry))
(相手の言葉を聞いた後、安心したような笑みを見せれば、先生が来ないうちにと思い足早に教室から出る、ついてくる相手に不信感を覚えつつも「…お前、よくそんなこと言えるな…」相手がさらりと述べた言葉に思わず此方が照れてしまい頬が薄紅色になってしまいプイっと顔を正面に向けて。
恥ずかしい?そうか…、飯、奢るのは普通だと思うけどな?(多分相手が指摘した部分の事ではない部分について述べて「嫌なら自分で、なんか考えておいて。」と言えば微かに笑み浮かべ相手を追い抜けば保健室へと足を運んで「失礼します」とぽつり、告げれば見回すと先生が居ないと確認し上着を脱げば、首もとのボタンを開け楽にすればベッドに寝込んで
そっちじゃねーし、馬鹿。(不満そうな表情で言う、自分が行こうとしていた場所が相手と同じ保健室であったため顔はつい嫌そうな顔になるも心なしか喜びを覚えていた。何か考えておいでと言われるも思い浮かばない、散々悩んだ結果「じゃあ、俺と友達になって下さい。」と保健室で頭をがしがしと掻きながら小さくのべて。
あ?どっち?(一体何のことなのか自身で言ったことももう忘れて居るのか首傾げて「友達?えっ、そんな事でいいのか?」と変な奴などと思うものの自身の友達になりたいと言われてやはり嫌な気はせず嬉しくなり「当たり前だろ、全然いいよ?」と微笑みながら返し
(素朴な疑問。俺の設定のヤキモチ妬きってのは、主さんが俺に好意を持ってると知ってから、此方も意識し始め、なら俺だけ見てろよ?的な感じで嫉妬やヤキモチを!!って事でいいのかな?
((うーんと、友達になってからもしばしばヤキモチ焼きをちらりと見せるような感じで、好きだと知って意識し始めた時には更に強くなってー…みたいな感じです。
すんません!分かんなかったらいってくださいorz))
…別に、知らないならそれでいいけど。(ふいっと顔を背けたまま告げれば、昼休みに中途半端に残した弁当の包みを開いて。そんなことと相手に指摘されるも己にとっては友達という言葉すら消えかかっていたのに…と、何だか懐かしく感じてならなかった。「…よかった。」安堵の息をつけば微かに口角を上げてみせ。
お前、何だっけ?えっと、、江藤だよな?確か…(今まで名前なども呼び合った事もなかったが、記憶の中で思い出し相手の苗字を曖昧な様子で絞り出しながらベッドの上でごろんと寝返り肘を立て頭を乗せ相手へ向き直り「あ、俺は湊、窪塚 湊な!! お前、名前は?下の名前」先ずは名前だなと思い名乗ると問い掛けて
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