もしかしたら、今夜限定の部屋になるかも。(ソファに腰かけ向かい側の机の端に追いやられた課題や参考文献に目を向ければ何とも形容しがたい表情浮かべて。「本当はこういう静かな時間帯にしたほうがいいんだろうけれど、どうも気が乗らない」と眉下げれば黒を基調に整えられた室内をぼんやりと見回し、「一人じゃ広いな」と欠伸を零しながら淹れたてのお茶の入った湯呑を手に取って。)