ぬし 2013-04-26 15:25:26 |
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…あー、あのさ。そこ、俺の席なんだけど、
(暫く彼女の動作を眺めていた。別にそれを中断させても良かったが、何故か見ていたかった。言い寄ってくる女とは違う染めた事もない黒い髪、小さな身体、器用そうな手。夕日色に染まる教室が良く似合う、と目を細める。かたん、と何かが落ちた音によって思考は中断させられた。そうして此方に気付いた彼女を見つめる。おろおろと慌てる様子は面白くて知られない様に小さく笑うと好機だと思い其の侭机の間を縫う様に近付いて上記を告げた。これで携帯を取り友人達に合流すればいい。)
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