【BL】―天界・魔界学園―

白音先生

今日のこのやり取りが原因で業務に支障が出たら困りますよ？
(頑なな保険医の返答に思わず眉を寄せてしまって)

大丈夫です、そんなヘマはしませんから（軽く伸びをしてニコリと笑い＞渚くん

白音先生


…、
(一つ小さく息を吐き出すと保険医の前に立ち人差し指をピンと立てて)

ん･･･なん、ですか?（きょとんと目丸くし小首傾げ＞渚くん

白音先生

寝たくなーる、寝たくなーる…
(ピンと立てた人差し指で円を描き始めると催眠術もどきのような動作を始めて)

そんな催眠術かけても寝ませんからね?（苦笑いし＞渚くん

白音先生

それは残念です。
(思わず肩を竦ませてしまうと　それならもっと本格的な呪(まじな)いにしましょうか　と呟くと不意に保険医の片手を手にとって)

呪い･･･ですか?（きょとっとしこてんと首傾げ＞渚くん

白音先生

そういうのはお嫌いですか？
(保険医の片手を持ったまま口許に弧を描き緩やかな笑みを浮かべ問いかけて)

呪い･･･よく、わからないです･･（きょとっとしたまま相手見て＞渚くん

白音先生

催眠術をもっと強力にしただけです。
(保険医の手の甲を自分のほうへと向けるともう片方の自分の手の指で保険医の手の甲に何かを書くような素振りを見せて)

んー･･･そういう事はやっぱりよくわかんないですね（少し考えるが苦笑いし＞渚くん

白音先生

…それなら、やめておきますね。
(手の甲を滑らさせていた指の動きを止めると掴んでいた手を離そうとして)

でも、なんだか気になります（少し子供のような感じでジッと相手見て手ギュッとし＞渚くん

白音先生


本当に大したことはありませんよ？
(先ほどまでの勢いに反し遠慮がちに保険医に告げては　他の先生方のほうが色々と知ってそうです　と続けて)

そうなんですか?でも知りたいので教えてください（ニコッと笑い＞渚くん

白音先生


…先生に教えるんですか？
(流石にそれは出来ませんよ　と思わず肩をすくませてしまって)

気になるんで教えてくださいっ（興味津々でジッと相手見て＞渚くん

白音先生

さっきも言った様に、催眠術をもっと効くようにしただけですよ
(もう一度、相手の手の甲に人差し指で模様のようなものを描くように指を滑らせていって)

これ･･･少しくすぐったいですね･･･（少しﾋﾟｸｯとし苦笑いし＞渚くん

白音先生

これからやることに何があっても怒らないでくださいね？
(一通り指を滑らせ終えると一度手を止め保険医のほうへと顔を向けては確認をして)

え?あ、はい･･･わかりました･･･（きょとっとしこくんと頷き＞渚くん

白音先生

ちゃんと先生が眠られますように。
(一言、願いを告げるような口調で言葉を発すると触れている保険医の片手を自分のほうへと引き寄せ手の甲に顔を近づけるとそのまま保険医の手の甲に唇を触れさせて)

ふぁっ!?（初めての事に驚き目見開きかぁあっと顔真っ赤にし＞渚くん

白音先生

はい、これで終わりです。
(一連の動作を終えると保険医から手を離し顔も保険医へ向けると目の前の人物の表情が変わっていることに気がつくと　どうかしました？　と問いかけて)

あ、い、いえ･･･ど、どうもしないですっ（首ふるふると横に振り＞渚くん

白音先生

眠くなってきました？
(頬が赤く染まる保険医の様子に思わず数回瞬きをすると更に首をかしげて)

顔が熱いです･･･っ（手で顔隠し＞渚くん

白音先生

…もしかして、熱ですか？
(保険医の言葉に思わず問いかけをすると　体温計ってどこにありますか？　と問いかけながら探そうとして)

ね、熱ではないです･･･っ（顔手で隠したまま首横に振り＞渚くん

白音先生

とりあえず、ちゃんと寝てくださいね？
(一声かけると保健室から出て行こうとして)

寝ますから、もう少し居てください･･･（出て行こうとする相手の服の裾掴み＞渚くん

白音先生


俺がいたら寝られないんじゃないですか？
(動きを制されると足を止め保険医のほうへと顔を向けて)

眠れますよ･･･誰もいないより誰かいてくれた方が安心しますし（裾掴んだまま微笑み浮かべ＞渚くん

白音先生

もしかして、この部屋で眠るつもりですか？
(まさかと思いつつも問いかけを一つして)

はい、そうですよ?（こくっと頷き相手見て＞渚くん

白音先生


それならどうぞ、眠ってください
(保健室のベットのほうへと視線を向けては移動を促して)

はい･･･（こくんと頷きベッドまで歩いて行き＞渚くん

白音先生

ちゃんと呪いが効いていればすぐに眠られると思います。
(素直にベットへ行った保険医を見送ると自身はその場で一言口に出して)

ふぁあ･･･（欠伸し目擦りベッドに寝転がり＞渚くん

白音先生

それでは、失礼します。
(一つお辞儀をすると今度こそ保健室をあとにしようとして)

すぅ････すぅ･･･（眠っていて＞渚くん

…。
(挨拶を終えると口を噤み言葉を止めると保健室の外へと出て)

すぅ･･･（すやすや眠り＞渚くん

―…。
(廊下を一人歩き始めると指先の刺し傷に視線を落として)

う、ん･･･（軽く寝返り打ち


（高校入学式があるため落ちます!御相手感謝ですっ）

((長時間のお相手ありがとうございました))

はぁ…、
(特に理由もなく廊下を歩いていると思わず零れ出てしまうため息一つ、ふと視線を真正面から横へとずらして)

あ……、
(動かした視線の先には活けられている花、無意識のうちに花へ近寄っていってしまって)

はぁ…、
(教室にて一人、小さな紙切れとにらめっこ。 ため息混じりに片手に持った文字を書く道具で紙切れに文字のような記号のような呪いを書き始めて)

久しぶりに身体を動かしたいけど、誰もいないんだよね、
(静かな校舎、廊下を一人歩くと周囲を見渡し小さくため息)