(普段の変わらない日常、何時も通りに教室に行って、みんなの顔を見て、な筈なのに、筈だった。彼女の部屋を通り過ぎた後、密かに聞こえる咳の音、余韻を残し、頭に伝わる)失礼します。(言葉を囁いたが、返事は待たなかった。何故、彼女ばかり辛い、辺りで背中をさすっている看護婦に、先生を読んでこい、と解釈。本当に何をしている。/)