(ガツッ、ギギッ、と頑強な防弾装甲を引っ掻くに止まる相手の剣先は、晶の肉体を未だ捕らえておらず。) (いかに唯一の妖刀であれ、妖力なる科学を超越した「超常」は晶の結界では通用し得ない) (以前幽霊が侵入したことがあるが、説明は次回以降となる…) (話を戻せば、晶はワルサーPPKでの正確なる射撃に努めていた。狙いは相手の大腿部だ。) >不知火