目が覚めるとそこには俺を繋ぎ止める手はない。…俺には誰かの気持ちに向き合う資格も泣く資格もない。過去の夢を見ながら俺は涙を流し続ける。 もっと早くに手を離していたら…誰も傷付かずにすんだのか…… 夢で見た温もりを思いだし再び目を閉じる… 星月 琥太郎「おやすみ、有李…」