くろねこ 2012-11-21 23:38:31 |
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父「そして・・・今からでもいい・・・俺らに頼ってほしい・・・親を使ってほしい」
K「・・・っ・・・っ・・・」
もう俺は・・・泣いていた・・・。
唇をいくら噛んだって出るものは出る。
静かに涙を流しながら後ろを向いている俺はなにも言えない。
真後ろに親がいるのに嗚咽を漏らしながら・・・少しずつ涙を流した。
ありがとう・・・。
K「・・・わかった・・・・」
なんとか出た言葉がそれだった。
わかったの意味がよくわからない。
だけど俺からしたら大きな前進で。
親にばれる事すら絶対に嫌だという俺が親に頼る事にたいしてわかったと言えたのだ。
こんな言葉じゃわからないし、伝わらないかもしれない。
だけどその「わかった」にいろんな感情を込めながら・・・その一言のために・・・。
その一言のために俺はどれだけの日数と時間をかけたのだろう。
俺はこれが大きな、一歩のつもりだった。
父「それと・・・この事に真剣に考えて・・・話してくれたのは・・・宮元君達だ・・・。」
K「!?」
それは今までで一番ビックリした。
あいつらが父さん達に言ったのかよ・・・。
父「宮元君たちは学校でKへのいじめを助けられなくて本当にごめんなさいと・・・言っていた。 それとあの子達が学校で先生にも相談してくれたみたいで」
宮元・・・福原・・・池田・・・
お前ら・・・・
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