胡桃たちの部屋（関係者用）

誰かに求められることは怖い

怖い　怖い　怖い　怖い　怖い　怖い　怖い　怖い　怖い　怖い　怖い

誰かに求められたこともないくせに
何を言ってるんだ

違う

そう言う意味じゃない

違う　違う　違う

誰かに求められることを拒んだのは私自身だ

あんな辛い思いはしたくない

傷つくぐらいなら幸せなんていらない

だいたい私の幸せって何？

それすらもまだ分かってないくせに

過ぎたことを考えるなんて本物の馬鹿だ、私は

出会いがあれば別れもある

私は永遠ではないのだから

そんなことは分かってる

ただ、少しだけ別れが早かっただけじゃないか

ほとんどの人よりも少しだけ

自分との別れだってそうだ

別に死ぬって意味ではないよ

…過去を思い返したって意味なんてないよ

そう、意味なんてない

じゃあ無駄かな

そんなこともないかもね

人間は必要のないことは身につけないんじゃなかったっけ

だから思い出すのが無駄なことなら無駄なことを思い出せるようになってないでしょ

原始的なことを言うね

そうかな

うん
君って面倒くさいタイプだよね

面倒くさい
か

そうだね
その言葉が適当かな

僕が面倒くさいタイプだってことは僕が一番分かってるよ

分かってるんだ
じゃあなんで変わらない？　なんで変わろうとしない？

変わろうとしないわけじゃない

僕だって変わろうとしてるよ

じゃあ
自己満足が原因かな

少し変わっただけで
自己満足しちゃうような奴なのかな
君は

そういう訳じゃない

自己満足なんてしてないよ
僕は

じゃあなんでかな
なんで君は変わってない――――？

……

ほら何も言えない

……

結局君は
虚勢を張ってるだけでしょ

……

認めなよ
そもそも君は
変わろうとしてなかったんだ

……

いい加減
なにか喋ったら？

…僕は……

…認めるよ

僕は確かに虚勢を張ってるだけで
変わろうとなんてしてなかったんだ

だけど
それの何が悪い？

……

変わりたくないんだから
別にいいじゃないか

変わるか変わらないかなんて
君には関係ないよ
僕のことなんだからさ

確かに関係のないことだ

だからこそ
別に答える必要なんてなかったはずだろう？

それなのに君は問いかけに対して答えた

……

君は本当は誰かに認めて欲しかったんだろ？

変わろうとさえしない自分を

そして
背中を押してもらいたかったんだ

違う　違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
僕はそんなこと考えてない…

別にいいけどね
それこそさっき言ったように
関係のないことだから

ただ
君がいつまでも虚勢を張ってたんじゃ
誰も背中を押してくれはしないよ

自分から進まないとね

僕はそんなこと考えてない!!!

だいたい
自分から変わらないことを選んだんだ

なのに今更
そんな風に甘えようなんて思わないよ

もちろん
憶測に過ぎないさ
だから
そんなに深く考えないでくれ

じゃあ
これで消えるとしよう
君とはすぐにまた会うみたいだけどね

……ここにはもういたくないな

私は違うとこにでも行くとするか

未留来…。

みんな連れてこよう？
…連れてくるからね

今はその優しさも痛い…。

でもありがとう（（微笑

あ、でも胡桃が連れてこられるのは美和とアイツだけだろ

他の奴は…。