梨香 2012-03-31 02:20:15 |
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薄桜鬼より
◆土方歳三
「俺の目の届かないところで、勝手に命を投げ出そうとするんじゃねぇ」
「もしかしたら長くて幸せな夢を見続けてるんじゃねぇってな」
「生きたいと思う理由ができた」
「俺は、必ず戻ってくる。……だから、信じて待っていろ。死なずにな」
「どうして俺はここにいるんだ?近藤さんを置き去りにして、
どうして、てめぇだけ助かってるんだよ!
結局…結局俺は、あの人を見捨ててきたんじゃねぇか!
絶対に見捨てちゃいけねぇ相手を捨てて…
てめぇだけ生き残ってるんじゃねぇかよ」
「俺もたまに思うよ・・・
薬箱抱えて行商してた俺が、刀を差して幕府に仕えてるなんて・・・
もしかしたら、長くて幸せな夢をずっと見続けてるんじゃねぇかってな。」
「自分の仕事に一欠片でも誇りがあるなら、てめぇらも待機だ云々言わずに動きやがれ!」
「近藤さんは俺たちが逃げる隙を作るために、自分から殺されに行くことを選んだんだよ」
「近藤さんに新選組を託されたんだ。戦いを放り出すわけにはいかねぇよ」
「余所見してんじゃねぇよ。真剣勝負って言葉の意味も知らねぇのか。」
◆沖田総司
「…あんたの相手は僕だよね?この子には手を出さないでくれるかな?」
「君を殺してあげるよ」
「たとえ、いつか離れるときが来ても。……僕の心は、永遠に君のものだ」
「…うれしかった。僕と生きていきたいって君が言ってくれたから…」
「君が心から愛おしい・・・
たとえ、いつか、離れる日が来ても。
僕の心は、永遠に君のものだ・・・・・・」
「ほんのわずかな未来はあげられても、その先までは分からない。
それでも僕はきみを求めるよ。
こうして触れることだって止めない。
そうすることで君の傷を増やしても。
・・・・絶対に止められないんだ・・・それでも君は僕を許す?」
「君を抱きしめる腕がなくなっても、
君に口付ける唇がなくなっても、
肌のぬくもりが消え失せても、
僕は君の傍にいるよ。
僕は永遠に君を愛し続ける。」
◆斎藤一
「…お前を死なせたくない」
「彼女も、俺の部下も……、この手で、この剣で……、守る……!」
「…冗談に聞こえるような冗談を言え」
「師を誇れ。お前の剣には曇りが無い」
「この剣が、今までどれほどの
血を吸ってきたか・・・・・
もう覚えてもいない・・・
敵も味方も数え切れんほど斬り殺してきた
ならば俺もいつか戦いの中で死ぬのだろう。
それが因果と言うものだ。」
「時代の移り変わりとともに変わるものもあれば、変わらないものもある。
そして俺は…その変わらないものこそ、信じている。」
「もしここで逃げ出せば…俺は…、
俺の心の中にある大切なものを裏切ることになる」
「…何とでも言え。
これが俺の…、俺にとっての誇りの形だ。」
「犬で構わん。
己が正しいと信じたものに命を捧げられれば、
本望だ。」
「…俺は、お前が思っているほど強い人間ではない
何が正しくて、何が間違っているのかを見分ける目など、持っていない」
「・…誠実な目をしているな。
嘘や偽りではない、魂からの言葉を口にした時の瞳だ。」
「自分の心を裏切らなければ、
刀を持たなくとも、生まれがどうでもあっても
その人間は武士だ。」
◆藤堂平助
「…俺が守ってやるよ。お前を狙うすべての敵から俺がお前を守ってやる」
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