私たちの独り言

「大好きだよ」　とか

「一緒にいようね」　とか

「約束だよ」　とか


「………」

「ごめんね…ごめんねええ!!!!!!!」

ただそれしか言えなくて

今までが全部嘘だったのは

私が　”嘘吐きだから?”

私が　”悪いから?”



私が　”作り物だから?”


「ごめん…ごめん…ごめん…ごめ…ん…」

もう声も出なくなってきた

私がやった

私が

私が

私が…


目の前にいるのは

私が　”作らせたもの”　なんかじゃない

私が　”望んだもの”　なんかじゃない


「ごめん…ごめんね…」

私はただそれしか言えなくて

もっと、もっとちゃんとしたことが言えるはずなのに

”完璧”　なはずなのに


機械音とか、そういうのはいつものこと

私の　”気持ち”　も考えないで

ただ、ただ　”完璧”　に真実を現実を告げる


「ｷｶﾝs･･･」


「…!」

なんで、なんで、

「やめて……」

駄目、駄目、もうこれ以上

「もうやめて…これ以上…これ以上…」



「…最高だったな。完璧だ。これからもこの結果を継続しろ。」

静かに響く声

世界に

空に


…ごめんね。