しゃべりば 2012-01-24 07:58:06 |
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あまり他の利用者の方にご迷惑をお掛けしたくはないので…なるべく短く…。
(引用)愛と言えば女を離れることは絶対出来ない。女の愛、特に「母性愛」無くして人は無い。
この箇所について「最後の」意見を投稿します。「男女の違い」にも関わる内容です。まず「対等な立場であることを夫に確認」に上下を感じたとのことですが、「夫は強くあって妻を庇護すべき」という旧来の規範により縛られているのがドキュメントの夫であるように感じたのです。愛は庇護と服従の関係ではないという原則を確認する意図の文書でした。
「母性愛」はある意味で美しいフィクションだと思っています。「母は一途に子供を愛する存在である」という規範が、たとえば子育てをする母への社会的な配慮の必要性を覆い隠し、子育てへの無用なプレッシャーを与え続ける源泉になってしまっています。もっと申し上げますと、【母性愛】も時には子供の自立を阻害する方向に働きます。子供の社会性を涵養するためには【父性愛】も重要でしょう。(偏見に基づいて役割を押し付ける【】内の言葉は好きではありません……。)
女性はユニークではないとのことですが、素晴らしい作品群を生み出している大勢の女流作家がいます。日本の美の源泉となっている『源氏物語』を思い浮かべてください。文学に限らず、科学の現場でも女性は活躍しています。有名どころですと、キュリー夫人でしょうか?政治の場面でもマーガレットサッチャーなど男よりも男前な傑物がいました。前もって女性だから、男性だから、と色眼鏡で眺めるのは、一体人種差別と何が違うのでしょう?もちろん、オリンピックの競技など、何もかも女性と男性を一緒にしてしまえと主張しているのではありません。それは、ジェンダーとセックスをわざと混同させる議論であることは462さんもご存知だろうと思います。
さいごに、愛についての462さんとの意見交換はとても面白いものでした。お付き合いいただいて本当にありがとうございました。
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