一人となったこの私に、手を差し伸べてくれる人は私の事を知ると、離れていった。 私は一人なんだと、わかってしまった。 一人は怖い。 苦しい。 泣き叫びたい。 でも、それをすると「私」と言う人間がなくなりそうで、消えてしまいそうで、恐ろしくて。 一歩が踏み出せない。