こどもじゃないもん！〆

(穏やかな声色で語りかけるその様子は母親からの説教とよく似ていた。はじめは「嫌だ」の一点張りだった白兎も、話が進むにつれへなへな下がる耳と視線。確かに、今まで読んだ絵本に登場するような狼は自分たち兎にとって恐ろしいもの、怖いものとして描かれていたけれど。いくら狼とはいえ命の恩人である相手を、ましてや今までずっと憧れてきたそうを、そう簡単に拒絶することなんて出来る訳がなく。諦めが悪そうに服は掴んだままで)
僕はそんなこと気にしないし、おにーさんは優しいから僕を食べたりしないもん……

……そうだな、俺は食べたりしない。
それでもダメだ。一緒に居ることで、お前だけじゃなく母親まで酷い扱いを受けることになる。それは嫌だろう？
(下がった耳と視線、それでも服は離そうとしない。小さな子供らしい駄々のコネ方につい優しく微笑んでしまい自分は食べたりしないと肯定する。が、一緒に居ることに関しては断固としてダメだと譲らず。他の種族の話ではあるが、命を助けてくれたお礼にと一晩だけご飯と寝床をお世話になって。翌日、狼を招き入れたのかとその家族は酷く責められたことがある為に、同じ目に合わせたくはないと、真剣な表情で見つめながらあくまでも優しく諭すように話して)

で、でも……！
(すぐに反論しようとしたものの、そこに言葉は続かなかった。自分がどう思われようかなんて気にしないけれど、そこに母親を巻き込みたいとは思わない。だけどやっぱり諦めきれなくて……。だが実際、今の自分が種族間の問題をまるっと解決できるような力なんて持っているはずもなく。選ぶべき道は既に決まっているのかもしれない。どうにもならない悔しさで、今にも涙が零れてしまいそうなうるうるした瞳で相手を見上げ)
またすぐに会えるよね？これでお別れは嫌だよ……

……会いたいって願ってたら、きっと、な
(今にも泣き出してしまいそうな瞳を見れば、放っておけなくて。その場に屈み膝を地面に着けて、痛くないよう優しく抱き締めてそっと頭を撫でながら、願っていればきっと会えると話し。自分としてはこの子と母親の為にも二度と会わない方がいいという考えとは裏腹に、心はまた話したいと思っていて。矛盾する思いに苦笑いしつつ暫く頭を撫でていたが、ゆっくり身体を離し立ち上がり)
じゃあな。気をつけて帰るんだぞ？
(一歩、二歩と下がっては狼の姿に戻り。背中を向けて去ろうとし)


【さて、この後どうしましょうか…(*´-`)
数日後に再会出来るけど酷い怪我を負った狼を、大丈夫と言い張るのを無視して母を呼んで無理矢理家に連れ帰って看病とか、どうしても会いたくてウロウロしてたら知らぬ間に狼の縄張りに入って危ない目に会ってる所を助けるとか…後は特にイベントとか無しに、普通に再会して逃げようとするのを追いかけてドタバタしたりとか←
とりあえずいま思いついてるのはこれくらいで…貴女様のご意見もお聞かせくださいな(*´-`)

……ほんと？
(お願いすればきっと会える、おまじないのように繰り返して呟く代わりに、もう呼び止めることはしなかった。片腕で涙を拭って小さくこくりと頷くと、にっこり笑って手を振って)
うん、またね

(/あ～～どれも良いですね……！全部やりたいです(
(今回のやり取りで聞くタイミングを逃したってのもあるんですが)一回名前呼びイベントを入れたいのでまずは普通に再会でどうでしょう？森の中で偶然出会って(こっちが一方的に探して見つけて？)軽く追いかけっこ、みたいな…)

……また、な
(小さな子供の願いに、応えてやるつもりはないけれど。それでも本当にいつか会うかもしれない。そう思ってしまったせいか、そのまま何も言わず去るつもりだったのに、またなと言葉に出してしまっていて。苦笑いしつつも振り返ることはせず、脚に力を込めてその場から走り去って行き)


【うへへ、ありがとうございます(*´-`)←
あ、確かに！名前呼びイベ要りますね！！お前とお兄さんじゃ進展し辛い…w偶然の再会と追いかけっ子、了解です！最中にどこかしらで兎ちゃんに思い切りすっ転んで貰っちゃえば、(何なら大泣きしちゃってもいい←)放っておけないお兄さんが勝手に戻ってくるかと…笑

(/なるほど、狼さんホイホイだ…！じゃあ盛大にいかせて頂きますね(
他に決めることが無ければ場面切り替えてもいいかなとは思ったのですが、先レスどっちからにしましょう？)

(/なるほど、狼さんホイホイだ…！じゃあ盛大にいかせて頂きますね(
他に決めることが無ければ場面切り替えてもいいかなとは思ったのですが、先レスどっちからにしましょう？)

はぁ……迷子を届けるのも大変だな…
(つい先程まで一緒に居た、幼い狼を思い出しては苦い顔をして。縄張りの外まで遊びに出ては迷子になってしまい泣いていた所を保護して送り届けたまでは良かったものの、一緒に居たいとしつこく言われた為に、その子の親に見つかる前に慌てて逃げてきた。同種族から疎まれ続けている自分が関わったと知れたら、その子が余計に怒られる。…いつまでこんな生活をすればいいのかと内心苦い顔をしつつ、あてもなく森の中を歩いていて)


【はい、よろしくお願いします(*´-`)
そうですね！では切り替えて…以前は先レスして頂いたので、今度はこちらから、失礼します(´∀｀*)

お相手様に何かあったのでしょうか…それともこちらに何か不手際が…？！
どちらでもなければいいのですが…

トピが下がってしまったので上げておきますね…(・ω・｀)

(/すみません！お仕事でばったんばったんしてました……
今夜中にお返事したい気持ちはあるのでもう暫くお待ちください…、一先ず顔出しだけ……)

ああ、そうだったんですね！！
それは失礼しました…！

急かしてしまいましたね、申し訳ない…(・ω・｀)
お仕事でお疲れですよねっ…どうか無理はなさらず…！
まったりお待ちしております…(*´-`)

(「ちょっとパトロールしてくる！」そう母親に声を掛け今日も繰り出す森の中。助けて貰ったあの日から頭の中はあの青年でいっぱいで、パトロールと称して自宅周辺を散策すると同時に彼を探しに出掛けることが日課となっていた。今日はどんなルートにしようか、鼻歌交じりに気分良く歩いていると、遠くに見覚えのある人影が。はっきりと姿は見えていないものの、間違いなくあの人だと本能が告げている。ごくりと小さく息を呑み、はやる気持ちのままにその影を追いかけて)

(/優しいお言葉ありがとうございます…！お騒がせしました…
今後、お返事までお時間頂きそうなときは一声掛けるようにしますね)

ん…？
(とりあえず当てもなく歩き回って、一旦休もうかと少し気を抜いた所でずっと追いかけてきていた気配の方に振り向いてみて。見覚えのあるような、と目を細めてじっと見つめていればこの間のあの子かと思い出し、とりあえず逃げようかと兎の子とは反対方向に走り出して)


【いえいえ…！誰にでもあることですので、お気になさらず…(*´-`)
はい、よろしくお願いします…！こちらも何かあればお知らせするようにしますので…！

？！　ま、待って！
(確かに目が合った、気がする。にも関わらず一目散に逃げだした相手の行動に驚きが隠せない様子。なんで?!と混乱する頭で必死にその背中を追い掛ける。待ちに待った再会の機会を意地でも逃すものかと一心不乱に森を走るその途中、周りが見えていなかったのか、大きな木の根につまづいて派手に顔から地面へ突っ込んだ。慌てて視線を上げるもその先に人影はない。じわじわ痛む身体とあの狼人を見失ってしまったことへの絶望でぽっきりと折れてしまった心。溢れ出る涙を堪える余力なんて残っておらず、わんわん声を上げて泣き出して)

(/了解です！では改めてよろしくお願いします…！/蹴可)

！……はぁ…仕方ないな…
(そろそろ撒けただろうかと思い足を止めると同時に聞こえてきたのは、森の中全体に響いてしまいそうな程に大きな泣き声で。あの小さな兎に何か起こったんだろうかと心配する気持ちが湧き上がってきた為に、短くため息を吐き出しては大急ぎで来た道を戻り泣き声の元へと向かって)
…派手に転んだんだな。痛かったろ？よしよし、もう大丈夫だからな？
(到着して見えたのは、地面に伏せたまま泣いている小さな兎。その後ろには大きな木の根っこ。何があったのか直ぐに察しはついて、優しく声を掛けながら自分が汚れるのも構わず脇を持って抱き上げてやりそのまま抱きしめ、右腕でお尻を支えてやりつつ左手でぽんぽんと背中を叩きながら慰めてやり)


【はい、よろしくお願いします(*´-`)/蹴り可/】

ぐすっ……おにー……さんっ
(近付く足音と聞き覚えのある声。優しく抱き締められた腕の中はあたたかく、ほわほわとした安心感で胸の中が満ちていく。困ったときに颯爽と現れて助けてくれる、その姿はやっぱりヒーローそのもので、ずっと変わらない憧れで。ぎゅっと抱き締め返したあと、安堵の息と共に小さく呟いて)
……よかった、また会えて

……そうだな、また会えた
(小さな身体でぎゅっと抱きしめ返されれば、何やら胸の奥がキュッと締め付けられるような感覚がして。気のせいだと緩く頭を振った後、優しい声で返事をしてやり)
また転んだりしたら大変だから…ある程度近くまでは送っていく。もし見つかったら、小さなお前が同族から何を言われるか分からないからな
(抱っこした状態のままゆっくり歩き始めつつ、兎が狼に助けられただなんて同族からとんでもない罵声を浴びせられるかもしれない。それだけは避ける為にある程度までしか送れないと、優しい声で伝え)

……わかった
(種族間の問題は仕方ないと分かっているが、やっぱり納得はいかなくて一度は口を尖らす。それでも他人に迷惑は掛けたくないからと渋々首を縦に振り。最初は不満気だったものの、大好きな人と共に過ごせるこの時間は嬉しいもので自然と機嫌も元通りに。折角ならこの機会にたくさんこの狼について知りたいと好奇心たっぷりの視線を向け)
おにーさん、お名前はなんていうの？

よし、いい子だ
(渋々ながらも頷いたのを見れば、ちゃんと分かってくれたんだなと微笑み、いい子だと褒めてやりながら左手で優しく頭を撫でてやり)
ん？……アルフレートだ。呼びにくかったら好きに略していい
(好奇心たっぷりの目を向けつつ名前を聞かれれば、もう会わないつもりだから別に答えなくてもいいけれど、そうしたら悲しい顔をさせてしまうかと思い直して。少しの間の後名乗っては、好きに呼べばいいと淡々とした口調で答えてやり。興味がないわけではないのだが、相手の名前を聞くことはせず)