Sea foam (〆)

あぁ、まだもう少し生えてない所はあるから今すぐにって訳じゃ無いのが申し訳無いが…ちゃんと出掛けるようにノアが少しでもゆっくり道中でゆったりできる水槽を作らせるから、ノアの鱗が完全に治って、水槽も完成したら、一緒に海に行こう。隣国だから少し手続きもあるが、そこまで問題にはならない筈だからな(眠たげだった相手が驚く様子にフフッと微笑みながら今すぐにと言うわけではないと申し訳無さそうにしつつも準備も整い相手の身体が完全に治ってから行く約束を提案し優しく相手の額に触れるだけの口付けをして)

ううん、楽しみです…水槽も作るの日数かかりますしその間には生えていると嬉しいですね
(自分のために海に連れて行ってくれようとしてくれる相手の心遣いだけで嬉しいが久々の海だと思うと矢張り嬉しくて。笑顔を見せながら額にされた口付けに顔を赤らめてから少し上目遣いで、まだ泣いたせいで潤んでいる瞳を相手に向け)

あの……もう少し、キスして欲しいです…

ふふ、勿論さ。愛しい俺のノアの願いならば(相手の涙浮かべながらの上目遣いに目を細めながら微笑みつつ相手の願いを快諾し優しく相手の唇に口付けを落として)

ん……ジルさん、好きです…他の人にはしないでください…
(今日の出来事で助けてくれた相手、いつでも助けてくれる相手に抱きつきながらもし他の人や人魚などに彼が自分にしてくれたことをすると耐えれない、と思い口付けをされながらどうか自分だけに優しくして欲しいと告げて。こうして口付けをするのも自分だけがいいという気持ちを伝えるようにお返しに口付けをし)

当たり前だ…(相手の他の人にしないで、その願いに当然の事だと返しながら触れるだけの口付けを返されれば身体は幸せな感覚で満ちてきて)

……えへへ、元気出ました
(当たり前だと告げる相手に笑顔を見せ、ぎゅっと自分から抱きつけば先ほどの光景を思い出して少し不安げに相手の瞳を見て)

もし、あの貴族の方達がすごくお金を払ったら…売ってましたか？

売るわけないだろ。例え何兆を積まれてもな(相手の不安そうに見詰めてくるその様子にフッと微笑みつつ例え国の国家予算並の金額を積まれたとしてもそんなことはしないと笑って返しながら相手の頭を撫でて)

嬉しいです…ジルさんが側にいないと寂しいから
(売るわけがないと断言して優しく微笑む相手に同じように微笑んでから、相手が居ないと寂しいと言って自分を撫でた手に両手で触れ、愛おしそうに恋している少女のようにキラキラと瞳を輝かせながら少し前なら隠していた相手への甘えや好意を伝えて)

そう言って貰えると嬉しいな(相手のまるで少女のようなキラキラとした瞳で傍に居ないとさみしい、だなんて言われるとつい頬を緩め。そうしてれば使用人の一人がパーティーの途中解散が済んだ事を伝えに来てくれ、一度使用人の方へ向き指示を出しては使用人が去ったのを確認しては、また今度歌を聞かせて欲しいと相手にねだり)

そうか、なら後で親父…国王に早便で届けて欲しい手紙がある、後で書くからそれをすぐに届ける手筈を立ててくれ。それとドアの修理も急ぎお抱えの建具師を呼べ。割増料金だろうと構わないから急いで修理させろ……なぁ、ノア。良かったらまた今度、俺にノアの歌を聞かせてくれないか？ノアの綺麗な声での歌を聞いてみたいんだ

ジルさんが聞きたいなら…いつでも歌います
(嬉しいと言った相手に、笑顔を見せながら歌を聴きたいと言った相手に頷き、もちろんだと答える。相手が喜ぶならいくらでも歌うし元々歌うことは好きなので今歌うのも良いかもと思って相手の頬に両手を添えて、相手のためだけに歌う。美しく、でも少し寂しい雰囲気の旋律を奏でて)

(相手の答えに嬉しげにしていれば、相手のひんやりとした両手が自分の頬を包み歌を歌ってくれる相手の声を聞いていて。その美しい旋律は胸の中に溶け込んでいくような、寂しい雰囲気はあるものの、とても心に染み込んでいく感覚に目を閉じてすっかり聞き惚れていて)

……どうでしたか？
（自分の思いを奏でた歌は数分ほどで終わり、ゆっくり目を開いて相手に感想を少し尋ねて。相手のために歌った歌は自分の中ではまぁまぁな出来で、気づくと部屋の前に複数名の使用人がいて恥ずかしくなって手を?から離して）

……どうでしたか？
（自分の思いを奏でた歌は数分ほどで終わり、ゆっくり目を開いて相手に感想を少し尋ねて。相手のために歌った歌は自分の中ではまぁまぁな出来で、気づくと部屋の前に複数名の使用人がいて恥ずかしくなって手を頬から離して）

（/頬が伏字になってしまってたので送り直しました…！ごめんなさい。お知らせだったので蹴って大丈夫です！）

…あぁ、素晴らしい美しい歌声だったよ(相手の言葉にゆっくり目を開きニコリと微笑みそう感想を伝えて。そして相手が顔を赤らめたのに気付き開きっぱなしのドアの方を見れば数人の使用人が聞き惚れていたのかボーッとしているのを知り、軽い咳払いの後でどうしたのか聞けば使用人らはハッとしたようになり、便箋と封筒に書き物の準備をした者、速達便の手配が出来たと報告に上がった者、建具師が後数分程で到着するとの報告に上がった者、清掃中だったものがいて。それにそれぞれへの新たな指示や継続の指示を出し、便箋に今回のパーティーで相手の事を身勝手に値踏みした貴族子息らの処遇を一任する事や自身の怒りを書き記しそれを封筒にいれ、封蝋で閉じ、宛先を記したそれを速達便に渡すよう指示し使用人たちの去ってく様子を見届けて)

……ジルさんのためならまた歌いますね
(忙しそうに指示や手紙を書く相手を見ながらそう呟き、数分後に来るであろう建具師もまた魔法を使うのだろうかと何処かわくわくした様子で待ちながら海に行ったら何をしようかと少し胸を膨らませつつ、隣国と言えばあの性格の悪い奴はいなかっただろうかとこの間見た地図を思い出して少し眉を顰めて)

…道中は勿論、直接近くって訳じゃないが周囲に冒険者を護衛につける。ソイツらは俺が信頼してる上に実力も申し分ない奴らだから安心して良いぞ(たまたま相手の方を振り返れば、ワクワクしていた様子の相手の表情が曇ったのを見て何となくの予測は立てており、何となく理解をすれば護衛として力のある冒険者を呼ぶからまた捕まったりすることはないと告げながら相手の頭を優しく撫でて)

…そうなんですね、ならよかったです
海ではジルさんも泳ぎますか？
(優しく撫でながらそう告げる相手にまだ不安は残るもののきっと大丈夫だろうと思い頷く。もし相手が溺れかけても助ければきっと大丈夫だと思いながら相手の額に口付けを落としながら相手が泳ぐなら手を繋いで息ができるようにしようかな、もし泳がないなら一緒に貝殻集めは…人間のように陸は歩けないから難しいかなと一人で色々考えて表情をころころと変えながら最後は残念そうにため息をついたかと思えば笑顔で手を叩き)

あ、貝殻集めしましょう？それでネックレス作ってあげます！

貝殻のネックレスか、気になるな。なら綺麗な貝殻を集めてノアと俺の分を作って貰おうかな？(コロコロと表情を変える相手は可愛くて目を細めていれば、名案だと笑う相手の可愛さにキュンと胸が高鳴りつつ相手の提案に賛同し自分と相手の分を作ろうと提案し。そうしてれば建具師が部屋に到着し、声をかけてきたのでそれに応じ急ぎの直しを依頼して。それに応じた建具師が魔方陣を壊れたドアとドアを閉じた時の場所に描き始め)

じゃあ、僕は海の中の貝殻を集めるのでジルさんは陸の貝殻を集めてくださいね
(自分の分もと言われて自分用は相手が拾ってくれたもの、相手の分は自分が拾ったものにしようと提案して。嬉しそうにデザインなどを考えながらやってきた建具師の作業の様子を見ながら、水槽の時のような魔法なのかと目を輝かせて観察し)