Sea foam (〆)

ぁ、っ……ん、僕も、好きですっ…ひぁ…だいすき……ぁ…んっ
（深い口付けに頭がぼんやりとしていき、口付けに夢中になっていると好きだと告げる声が聞こえて惚けた表情で相手を見つめながら自分も好きだとぼやけた頭で言い。もし相手の好きが自分と同じだと思えば尾が相手から離れたくない問いた気に無意識に足に絡み、体を撫でられてまだ恥ずかしさから控えめながら甘い声を漏らしながらもっとしてほしい、というように海の中だが涙目になりながら相手を見つめ）

(相手の身体が、声が、尾が、そして瞳も…自分から離れまいとするそれを相手が己を食べても良いと言ってると感じ取り、その獣欲を抑えるタガは既に消え去ってしまっているからこそ、口付けをしながら探り探りではあるものの相手の身体に自分のを重ねていき)

(数時間、長くも短いようなその時間相手の身体を丁寧に抱き味わい尽くし、身体の欲熱も満たされたことで落ち着いてきた事で漸く理性が戻ってきて。そこで自分が相手と身体を密接にしていること、自分が水中にいること、そして呼吸が水中ながら問題なく行えてること、それらへの理解が追い付き、抱き締めている相手の背から頭へと手を動かし心配そうな瞳と声色で相手に声を掛け)

…ノ、ア…大丈夫、か？

はぁ…っ、ちからが、入らないです…
(ぼんやりと少し焦点が合わないほど蕩けた瞳で少し息を切らし力が入らないと告げながら、普段通りに戻った貴方に少し身を委ねるように力の入っていない体で相手にもたれかかり呼吸を整えるように肩を上下させながら相手の頬に触れてまだ蕩けているものの心配そうにな目を合わせ)

ジルさんは....？大丈夫、ですか？

俺は平気だ…その、すまない。ノアに無茶、させてしまって…(力が入らないと言いながらも、むしろ自分の事を心配してくれる相手に申し訳無さを痛感しつつ自分は平気だと伝え、優しく身体を抱き締めて。その蕩けてる瞳が愛おしく、また欲が出てきそうになってしまうもそれは心の奥底で封じながら、自分が魔物から受けた特殊なダメージのせいで欲情し相手に無茶をさせてしまった事への謝罪を告げて)

い、いえ…落ち着いたなら良かったです
そろそろ冷えちゃいます仕上がった方がいいと思います
(優しく自分を抱き締める相手を少し見つめてから謝罪に首を振り。初めての経験だが自分のことを大好きだと言ってくれた相手の言葉を思い出して、あがった方がいいと言いながら少し頬を赤くしながら相手に尋ね)

あの…好きって、言ってましたけどどういう意味でですか…？

あ、あぁ。分かった…っ、好きはそのままの意味だ。ノアといると、心がポカポカするしな…(相手からあがった方がいいと言われ、コクリと頷き何とか水槽床の砂利の部分に足をつけ、立ち上がると同時に相手を手離し。しかし、好きの意味を問われれば顔を真っ赤に染め。これまで恋愛をしたことがなく、恋愛的な好きというものが分からないため自分の感じてることをそのまま伝えその終わりに水槽からでる前に相手の唇に触れるキスをしてから恥ずかしげにプイと視線を逸らし水槽の縁に手を掛けグッと身を乗り出し何とか水槽から出て使用人を呼ぼうとドアの方へ歩いていこうとし)

それは…いえ、そうなんですね
僕も好きですよ
(それはどういう好きなのか、自分を抱いたのは魔物のダメージのせいだけなのか、そう聞きたかったが唇に口づけをされ恥ずかしそうに顔を逸らした相手に少し微笑み言うのを止める。自身も初めて恋愛として好きな人が出来た自覚はあるため柔らかく微笑んで好きだと言って。水槽から出ていってドアのほうへ行く相手に恥ずかしげの小さな声で)
それと水槽の中の水も変えてほしいです…ぬるく、なってるので

あ、あぁ。分かった…(相手から好きだと言われれば顔の赤みがまた増してきたのが自分でも分かり。自分の感情が恋であるという自覚は一切無いままながらも、相手を絶対に手離さない、その気持ちを持ったまま一度部屋を出て使用人と少年使用人を呼び、使用人に着替えをすると伝え、少年使用人には水槽の水の入れ換えを指示して自分は一度風呂場へと向かい、それと同時に少年使用人が部屋に入り一旦の避難用としてローテーブルの上に置かれた前に入ってた水槽へ海水を入れ、相手にお願いをして)

「失礼します、一旦水抜いておくので、此方に一時的に移動して貰えますか…？」

ありがとうございます…
(ローテーブルの上に置かれた前に入ってた水槽へ移り、まだぼーっとしたまま水槽へ海水を入れている少年使用人を見ながら水槽の縁に腕を置き、独り言のように質問をし)

好きってなんなんでしょう……

…すみません、ボクには、わからない、です…(水槽に描かれてる魔方陣を使い中の水だけを抜き取り、新たな海水を注ぎ入れていれば相手の呟くような問いが聞こえてきて少し考えていたものの、まだ相手や主程の年月を過ごしていない自分では相手が納得する答えを出せず、謝罪と素直な分からないを告げて。それでも前に既に恋人を持ってる使用人の人たちが話していた事を思い返してはそれを伝えて)

…その、例えば何ですけど。ふとした瞬間にもその人の事を考えてしまう、とか…その人が危ない目に遭ったり体調を崩してたら凄く心配になる、とか…そう言うことが、あったら恋してる、って事だと、聞いたことはあります

「…すみません、ボクには、わからない、です…」(水槽に描かれてる魔方陣を使い中の水だけを抜き取り、新たな海水を注ぎ入れていれば相手の呟くような問いが聞こえてきて少し考えていたものの、まだ相手や主程の年月を過ごしていない自分では相手が納得する答えを出せず、謝罪と素直な分からないを告げて。それでも前に既に恋人を持ってる使用人の人たちが話していた事を思い返してはそれを伝えて)

「…その、例えば何ですけど。ふとした瞬間にもその人の事を考えてしまう、とか…その人が危ない目に遭ったり体調を崩してたら凄く心配になる、とか…そう言うことが、あったら恋してる、って事だと、聞いたことはあります」

(/すみません。あまり気にしすぎだとは思いますが、少しミスをしたので修正版出します。本当に申し訳無いです)

ふとした瞬間にもその人の事を考えてしまう…
その人が危ない目に遭ったり体調を崩してたら凄く心配になる…
……片思い、でしょうか
(少年使用人が聞いたことがあると言う言葉は自身に当てはまっていて、けれど相手はどうなのだろうかと疑問を抱き。美しいと自身を評する彼なら好きではなく美しいのが崩れたりしては行けないと言う意味で心配するのではないか…など考えてしまうため自身の片思いなのかなと呟いてから少し寂しげに笑い)

今の、内緒にしてくださいね

(/了解です！修正版ありがとうございます)

「…はいっ、分かりました」(相手の言葉にどう返せばいいか分からず、ただそれでも内緒にして欲しいと言われれば主から命令として言うよう指示されない限りは言うつもりはないためコクリと頷いて。そして無事に新しい海水に水槽の水を入れ換え終え。それと同時に身体を軽く清め風呂に入ったような状態となり、拭き取りや着替えなどを終えて戻ってきて)

ジルさん、おかえりなさい
（相手が部屋に戻ってくると嬉しくて笑顔を見せ、おかえりなさいと言って。少年使用人のわかったという言葉を信じてちらりと少年使用人の方を見てから水槽の水も入れ替わったので移るために少し身を乗り出し）

大丈夫か？手伝おう(丁度水の入れ換えが終わったようで、相手が避難用の水槽から戻ろうとしてるのを見て手伝うために相手の傍に駆け寄り、相手の入ってる小さな水槽の方を軽く持ち上げて)

あ、ありがとうございます
(軽々と自信の入った水槽を持ち上げてくれた相手に感謝を述べながら水槽に移るとやはり心地が良くて安堵の吐息をつき。相手と少年使用人に笑顔を向けて再びお礼を言ってから少しだけ自身の髪をいじりながらお願いをして)
2人ともありがとうございます…あの、重ね重ねご迷惑をかけてしまいますが、髪を梳かすものってありますか…？

なら…ルメール、アレがまだあったろ。あれをノアに譲渡しな(相手の感謝の言葉は嬉しくて頬を緩め。そうしていれば、相手からのお願いにふむ、と少しだけ思案をすれば以前に少年使用人が使用人見習いとなる前に買い与えていた物の存在を思いだし、少年使用人にそれを持ってきて渡すよう指示をすれば素直にコクリと頷いて駆けていき。それから数分後にはタタッと駆けて戻ってきた彼の手には茶色の木目の綺麗な櫛があり、少年使用人はそれを相手の方に差し出して)

綺麗…いいんですか？
(茶色の木目の綺麗な櫛を見ていいのだろうかと思いながらも受け取り試しに髪に使ってみると指でするよりもやはり綺麗にできて嬉しそうに微笑んでお礼を述べてから髪をいじり、やはり長すぎるかな？と考えながら)
ありがとうございます…少し髪が気になってたんです、長いから余計に…

「はい。ボク、最近あまり髪伸ばさないですし…」

コイツが良いと言ってるんだ、問題はないさ(相手の良いのかという言葉に少年使用人はコクリと頷きあまり使う事がないからと返し、それを見て本人が渡しても問題ないと決めたのだからと伝えて。勿論長い髪は相手の美しさを際立たせているからこそ、その美しさを維持させるには必要だと確信し)

ありがとうございます、大事に使いますね
でも、ずっと水槽に入れるのはやめておいた方が良いでしょうか
(少年使用人と相手の言葉に笑顔で頷き、木は腐るのではないかと思って心配そうに櫛を持ったまま水槽から顔を出し)