ブラック珈琲、社長のツケで。〆

なっ…あれは冗談だろ…？( 耳を赤くし目線逸らして / 貴方の方が力強く腕振り解けず )
僕も宗佑の事信頼してるけどな…。( もう少しくらい褒めて欲しいというか、好意を持って欲しいというか…と心の中で呟きながら仕事モードが解除され少し不満げな様子で / ←頑固な部分発動 )

どうでしょう。確かにあれは冗談半分でしたけど、怜士さんのことを全く可愛いと思わないと言えば嘘になるかもしれません。( 耳まで広がる紅潮に小さく笑みを零し / 掴む手を離すと今度は指同士を絡め合わせて )
何です？何か言いたげな表情ですね。( 恐らく褒め言葉を求めているんだろう、と粗方察しつつも恍けた様に問い掛け )

だから、男に可愛いって褒められても嬉しくないんだがっ
ちょっ…と…この手はなんだよ…////
( 自分の反応を見て楽しんでいるような貴方の様子に悔しそうに歯を食いしばり ／ 手を振り払って )
宗佑、お前学生の頃からこういうスキンシップ取るやつだったっけ？( どうにか自分のペースを戻すために話を逸らしながら焼き鳥屋へ行こうと足を進め )

顔を真っ赤にして反抗する貴方が愛らしくて、つい。( 未だ恋愛感情の自覚は無いものの、相手の様子に悪戯心擽られては。 ／ 振り払われ残念そうに )
いえ。小中学生の頃はドッジボールで最後の一人になるまで只管避けまくるような子でしたし、高校生活でも基本目立たず、大学に入ってからは怜士さんもご存知の通り他の方との関わりは必要最低限にしていました。( 問いに答えながら自分も並んで歩を進め )

真っ赤になってなどないっ//
( バッと顔を背けて眉間に皺を寄せ ／ 恥ずかしさを堪えて )
確かに、あまり人と積極的に関わってるイメージ無かったしな。そう考えるとよく俺が企業するってなってついてきてくれたよな。僕の事慕ってくれてる後輩が居てくれるだけで心強かったしね、キミには本当感謝してるよ( そんなに人と接するのが苦手ならなんで自分にはこんなに…という疑問点も出てきたが深掘りせずに話を逸らし／焼き鳥屋に着くなり腕組みしながら過去話を持ち出し )

そっぽ向かずにこっち見てくれても良いじゃないですか。( 思わず口角が上がりそうになるのを堪え ／ 顔覗き込み )
怜士さんと居ると飽きませんし、貴方の起業への熱意を見てこの人に着いて行きたいと思ったんです。普段あまり口にしませんが実は尊敬している部分もあるんですよ。いつも有難うございます。( 話の流れからか珍しく素直に感謝を述べて ／ 入店すれば店員に案内された席へ腰を下ろし )

焼き鳥セット2人前適当に見繕ってくれ。あとビール ( 焼き鳥屋の席に着くなり手慣れた様子で店員に注文し ／ 店長と知り合いで常連 )
そんな風に思ってくれてたのか…ありがとう俺の理念に賛同してくれて。宗佑とここまでこれて本当よかった。( 慣れない褒め言葉に照れ笑いし、別で胸がザワザワする感覚に不思議に思い )さ、さぁ…今日は約束通り俺の奢りだからドンドン食べてくれ

ええ、怜士さんとなら何処までも行けそうです。( 相手の頼んだセットが運ばれると店員に軽く会釈 ) こうして仕事帰りに二人で食べに来るのも久々ですね。なんだか懐かしい気持ちになりました。( 焼き鳥を口に含みつつ嬉しそうに頬を緩め ／ もぐもぐ )

どこまでもって大袈裟な…ハハ
まー確かに最近まで忙しすぎてバタバタしてたからなぁ。次の契約が決まればやっと落ち着くしゆっくりできそうだ。
( ビールが届くと軽くカチンと乾杯してひと口ゴクリと喉を鳴らし、フーっと大きく息を吐き上機嫌に笑い )
ｸｽｯ…そんな顔見るのも久しぶりだな( 焼き鳥を頬張り緩んだ相手の顔につい見入って微笑み )

大袈裟なんかじゃありませんよ、俺は本気です。……そうだ、休みが出来たら温泉旅行でも行きませんか？二人で。( 視線に気付けば此方からも目線向け ／ 微笑む貴方に胸の高鳴りを感じながら上記提案。 )

お、温泉かー…いいな
2人でとか学生時代ぶり…いやそん時もツレと一緒だったか…？
なんか仕事から離れて少しゆっくりするか
( 温泉に行きたいとちょうど思っていたため相手の提案に快諾し ／少ししてから2人という事に変に緊張し始め )

サークル参加だったので他の方も何人か居ましたね、怜士さんと二人で泊まりに出るのは初になります。…ここ最近忙しい日々が続いてましたから、旅行の間は仕事も忘れて存分に寛ぎましょう。( 落ち着いた口調ではあるものの声色は少々弾んでおり ／ 緊張しているのか表情が固くなる相手を不思議そうに )

そうだったな、懐かしい…
それにしても仕事人間の宗佑がこんな提案してくれるなんて意外だったな。まぁうまい日本酒でも交わしながらゆっくりするか…( 思い出を振り返りながらも、2人で過ごす提案が裏があるのか純粋に労を労ってくれているのか意外そうにチラッと相手を見てビールを一気飲みし )

こんな提案するのも相手が怜士さんだからです。それに、仕事人間と言えど時には羽目を外したくもなりますよ。( 軟骨の串を掴み口内へ運びつつ、一気飲みする様子眺めては ) そんなに飲んで大丈夫ですか？二日酔いしても知りませんからね。

ふは、だーいじょうぶ大丈夫。これくらい余裕なうちだから。
温泉楽しもうなー…てか宗佑ってなんか串の食べ方エロいよなぁ？( すっかり気が緩み酔いも回りニヘラと笑って／改めて頬杖をつきながら見ると口元に目がいき素直な感想をこぼし )

は、…もしかして酔っ払ってます？…大手会社の社長が男相手にそんなこと言うなんて世も末だな。( 零された予想外の言葉に一瞬動揺見せるも、直ぐに平静を保ち ／ 食べかけの串を貴方の唇へ押し当て ) ビールだけじゃ物足りないでしょ、どうぞ。

酔っ払ってないない！
宗佑の顔は同性とか関係なく綺麗だなーとは思ってたからぁ…
( 酒の勢いで今まで思っていた事をまた１つ溢してしまい／ 相手に串を押し付けられるとモゴモゴとそのまま食べ、自分の経験談を語り出し／結構酒が回っている← )
んう…っむぐ、、はぁ…それに、こういう感じの話はだいたい酒の席とかAB社の社長とかよく使うから慣れておいた方がいいぞ？

そんなに頬緩みっぱなしで言われても説得力ありません。…綺麗、ですか。貴方だって人目を惹く顔立ちではあると思いますけど。( 自分の容姿に関する評価など生まれて此の方気にした事も無く、聞き流す様に会話進め ／ 語られた経験談にはピタリと動きを止めた ) ……へぇ。そういう事を怜士さんも言われた経験がお有りで？

へ？……えーと…2ー3回くらいあったかなー？
あのー…宗佑？なんか僕変な事言ったか…？
( 相手の反応に変な話をした自覚もなく／首を傾げて顔を覗き込み少し焦り )

……どんな風に。こうやって距離を詰められながら触れられたりしました？( ざわざわと胸元で渦巻く嫉妬心に駆られ ／ 貴方の頬へ片手添えると指先で撫でやり )