化け狸 2018-06-29 21:21:56 |
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別に。ちょっと気が向いただけですよ。…煙草の火、落とさないでくださいね。(獣の本能でまだ火が関係するものは怖いのか、少し心配そうにくわえる煙草を振り返り。)
そうか…あ?大丈夫だっての、狐が火を怖がってたら料理なんざ出来ねぇだろうが(あまり気にしてはないらしく、煙草を口から離すと灰皿に煙草を押し、火を消すとクク、と笑いながら言えば)
ん…。だって苦手なものは仕方ないじゃないですか。あの、IHっていうの買ってくださいよ。(灰皿の上で消えて行く煙草を横目で見つめ、ぱさぱさと小さく尻尾を振りながらねだり。)
あぁ?IHだぁ?んなもんなぁ……(色々な仕事をしてきたためそれぐらいの知識はあるようで、それなりの高さだと唸るが相手を見ると仕方なく頷き「しょうがねぇなぁ」と言えば、仕事を増やさねぇとなと思い)
えっ…いいんですか?あれ、結構な値段しますよね?(ねだったもののこんなにあっさりと了承されるとは思っていなかった為、目をぱちぱち瞬かせながら不思議そうに相手の顔を覗き込み。)
そのかわり!…うまい飯作れよ家政夫。(顔をずい、と近づけると相手の唇に人差し指を当て強調して言えば。離れ、ふんすと鼻息を。)
…何言ってるんですか。(嬉しさで目を細め頰を緩ませながらこつり、と額をつけると「俺のご飯はいつだって美味いでしょう?」と冗談ぽく呟き。)
おう、…まぁ、そうだがよ。もっとうまくしろってことだよ。( ニッと笑えば、薄い髭が生えている顎をさわりつつ頷けば。「あー、あれだ。クック…パッド?あれに料理のせれるぐれぇだな。」と冗談半分笑ってみせ )
クックパッドなんて、貴方よく知ってましたね。…いいですよ、もっと頑張って、いつか高級ホテル並みの美味しい料理食べさせてあげますから。(ふっと笑うと「覚悟しててくださいね。」と自信ありげに人差し指を突き出し。)
楽しみに待っててやるよ。(微笑み目を細めて。突き出された指を包むように優しく手を握ると「覚悟って何をだよ。…ん、手が暑いな。今日は暑いし水飲むか。」ニッと笑えば、水を取りに行こうと立ち上がり)
きゅう…ん、具合悪くて寝込んでました…。待たせてしまってすみません。(耳ぺたん)
ちょっと…立って大丈夫なんですか?ふらふらしません?(さっきまで覚束ない足取りだった相手が立ち上がったことに驚き慌てて支えようと手を取り)
大丈夫か?あんまり無理すんなよ…俺も急かしてすまんな。( 撫でて )
大丈夫だっての。ほらっ、とと。( ふん、と鼻息をすれば歩き始めるがふらつき相手の方へ重心がいくとそのまま倒れそうになり )
んー…(尻尾ぱたぱた)い、いえ…(はっ/こほん)上げておいてもらって助かりました。貴方も熱中症とか夏バテとか気をつけてくださいね。
わっ…(支えきれずにそのまま一緒に倒れこみ)もう…だから無茶しないでくださいって言ってるのに…。(口を尖らせて文句を言いながら軽く相手を小突き)
おう、俺も気を付けねーとな。お前もな。( ニッ )
すまんな。…わっ!っだ~…( はは、と笑いながら立ち上がろうとするとこけて。相手の顔の横ギリギリに顔が来て、他人から見ると床ドンをしている状態で。 )だ、大丈夫か?…避けはしたんだが…
きゅうん…なかなか安定して来られませんね…。(しょぼん)
あ、はい…だいじょ…ッ。(顔を上げると予想以上に至近距離で相手の顔を見てしまい固まって。ぱ、と頰が赤くなっていき。)ばっ、貴方バカですかっ…!何もないところで転ぶとか…!
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