2xxx年。宇宙空間に、高速鉄道が開通した。
地球人と異星人が協力し合い作り上げたその公共機関は、瞬く間に人類を虜にした。
異星の開拓が進み、『長期休暇は家族で月旅行へ!』とキャッチコピーを掲げる企業も今や珍しくない。
宇宙から地球を拝むことは、宇宙飛行士や大富豪のみが成し得るロマンではなくなった。
しかし、そんなビジネスが盛んに行われる裏で、ひとつの問題があった。
それは、『宇宙空間における行方不明者の多発』である。
以下、この問題の概要を記す。
>1 行方不明者が多発する経緯について
>2 小惑星『Strange(ストレンジ)』について
>3 宇宙遭難者保護施設『スペース・ロスト』について
>4 【募集枠】
地球に帰れない遭難者、及び『スペース・ロスト』の従業員について
>5 参加希望者の方へ
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