案内人 2024-04-16 11:48:37 |
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【主pf】
希望番号⑤
SV
「ああ、おはようございまス。……?食堂の場所ですカ?それならばご案内いたしますのデ、ワタシについてきてくださイ」
「地球が恋しイと思う気持ち、同情いたしまス。もっとモ、ワタシに故郷など存在しないのですガ」
「ストレンジ製にしては、形が古くさイ?……さァ、開発者の趣味なんですヨ、きっト」
【名前】 イアン
【容姿】
地球人の男性とよく似た骨格。身長は180cmほど。黒髪のショートヘア。目の下まで伸びた前髪で右目を隠し、ミステリアスな雰囲気を醸している。朗らかな糸目は滅多に開かない。
燕尾服を着用している上半身から視線を下に動かせば、歯車やネジが剥き出した機械的な下半身が見えるだろう。移動のたびにカラカラ、ゴーゴーと不穏な音が鳴るが、内部のエンジンが作動しているだけなので心配無用。
【性格】
機械らしく合理的で、争いごとは好まない。生き物の些細な感情を読み取り、適切な言葉を投げかけるようプログラムされている。
相手を和ませるためのジョークを言う茶目っけもある。
人工知能として学習していく中で、自意識を持ち人間のような深い深い思考を巡らすことも増えた。
【備考】
小惑星『Strange(ストレンジ)』出身。
人工知能が搭載されたロボット。『スペース・ロスト』の案内人として開発された。
口から発せられる合成音声は、低音域に設定されている。片言ではあるが紳士的で丁寧な口調。
【ロルテ】
(太陽が昇れば、勤務時間が訪れる。スリープ状態から目を覚まし、己の手で充電ケーブルを引っこ抜いた。今の時代、電線を繋がずとも充電ができる機械で溢れているというのに、こんな古い形で己を造ったのは開発者の趣味らしい。地球ではこの形が主流だから、などと宣う開発者を思い出し、機械らしからぬ溜息が出そうになった。折角ならば、この『スペース・ロスト』という施設に相応しい、クールでイケてる最新技術を搭載してほしかった。神サマに文句を垂れる生き物のような愚痴を思いつつ、ゆっくりと施設内を進む。夜間勤務をしていた警備員と会釈を交わしながら広場へ向かっていると、後方から物音を察知した。次の瞬間、ぐずる幼子の声。振り向くと、廊下に倒れ込み泣きじゃくる人間の姿を確認した。おそらく、遭難者の一人だろうか。そっと彼に近づき、穏やかに声をかけて)
あレ、どうされましたカ?ここは従業員以外立ち入り禁止エリアですガ。迷い込んでしまったんですかネ。
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