目線の先には

安室 透

いいんです。女性を守ることも仕事のうちですから。
それに僕がしたくてしていることですので。行きましょう。
( 遠慮されたかと思えば毛利探偵の名前を口にしたところ断るのも無粋だと思ったのだろう、素直に送られてくれることになったことにほほ笑みを浮かべて。よくよく見れば可愛らしい女性だ、1人で出歩くのも何かと物騒なこの街なのでやはり送っていくという判断は間違いではなかっただろう。すぐ近くに愛車を停めてあるので、そこまで、と彼女を気遣うように歩みを進めて)


工藤 優希

いえ、特に用事はないのですけど…いいんですか？
こちらとしてはありがたいんですが。
( 何となくまだ掴みきれていない彼から送ると言われると、本来ならば会って間もない男の人にノコノコついて行くのもどうかと思うが、もう少し彼のことを知ってみたい気もして。頷けば遠慮がちにそう伝えつつ、送って貰うことに。こちらも武道の心得はあるが、だからこそ分かる、彼もきっと強い。完全に安心はできないが、ひとまず信用してついていくことに。)


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わかりました！

カフェ巡りで再会、了解しました！