目線の先には

安室 透

なるほど。わかりました。ありがとうございます。
…僕は、安室透といいます。毛利探偵事務所で今は助手をさせていただいていますので、また何かと出会うことも多そうですね。よろしくお願いします。
( その情報を聞き出せただけでも十分だと頷いて。体質については仕方がないというか、なんともいえずに再び苦笑しては、先程の情報を小さい少年にコソッと話し。ふと、貴女からの自己紹介については、自分も仮の名前を名乗り、そして仮の職業を伝える。自分の場合そう何度も警察が絡む事件の場に出くわすと都合が悪いこともあるので、何度も出会うということはないかもしれないが、一応、と微笑んで。)


工藤 優希

いや、それをいったら私の方も素人ですから。
父と弟とは違うので…。
( 勉強するなんて言われては首を振り。一般の人より細かな所に気づくくらいで、決してそんな大層なものではない。こちらもそう言いながら現場を少し歩いてみて、なにかの違和感を感じてはその血痕に視線を落とす。ちょうど彼もそこに気がついたようで、側にしゃがみこんではそれを見て。独り言を話すようにぼそぼそと考えをつい口にしてしまいながらも思いついたことを述べて。自分の考えでいくならば、ここで殺害できない理由があったから、もしくはアリバイを作るためか、という想像はつく。)

私もそれは気になってました。被害者は刃物で刺されたようですが、それにしては出血したあとが少なすぎるところも気になります。…とすれば考えられるのは、被害者はこの部屋で殺害されたわけではなく、殺害された後にここに運ばれてきた、とか。その段階で少量の出血がそこに落とされたのであれば、離れたところにある辻褄はあいますね。


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ありがとうございます！！
推理ものは好きですが、自分が推理をとなると難しいのでサラッと解決していきましょう！笑