中華娘 2024-03-28 09:57:33 |
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……いつか、2人で船に乗ってどこかへ行こうか。僕が見た景色を、君にも見てほしいな。そうして、君の知る楽しいものも、僕に教えておくれ
(自分の話におとぎ話を聞いているかのような反応を見せ、じっと船を見つめる彼女の横顔を眺めていると、不意に綺麗な赤色の瞳と目が合い。立派な料理、華やかな演奏、すぐそばを飛ぶ海鳥、どちらを向いても果てしなく広がる海……きっと船の上でも、彼女はさまざまな面白いものと出会っては、この瞳をキラキラと輝かせるのだろう。それがとても素敵なことのように思えて、気づけばそんな提案をしており。数週間にも渡る船旅ならともかく、短期間のクルーズならさほど難しくないだろう、と再び海原を悠然と進む船に目線を向け。その表情は自分でも気づかぬうちに、いつもの人当たりの良い打算的な微笑みではなく、子供のように純粋な眼差しで)
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