中華娘 2024-03-28 09:57:33 |
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…マスター、紅鈴変ネ。
頭撫でられる、マスター優しい、どちもすごく嬉しいのに、でも苦しい。ここ、ぎゅってなるヨ。
( 優しくて大きな彼の手に引き寄せられるように頭を撫でられては、潮風の香りよりも大好きな彼から香る甘い香水の香りがふわりと鼻腔を擽る。まるで赤子をあやすような彼の言葉にそうっと甘えるように目を閉じてしまえば、それと同時になぜだか鼻の奥がツンとするような感覚になり紅鈴は無意識に1度鼻を吸い。─── …この感覚は知っている、目から透明な血が出る時と同じ感覚。たしか彼に拾われて初めて暖かい食事を食べた時も、初めてふわふわのベッドで寝た時も同じようになった。紅鈴は長いまつ毛に囲われた瞼を閉じたままぽそりと鈴色の呟きを零せば、暖かくて痛い感覚のする不思議な胸元にそっと手を添えて。きっと博識な彼ならば此の答えを知っているのではないかと、そんな期待を込めながら。 )
そしたらその後、目から赤くない血出てくるヨ。
どして?紅鈴、とても嬉しいのに、ほんとは嬉しい違う?
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