中華娘 2024-03-28 09:57:33 |
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次はキャラメル食べたいネ!
甘いと甘いは大正解ヨ!
( 彼の言葉にこくこくと頷けば第三候補として悩んでいたキャラメル味を次回食べると息巻いて。涼やかな潮風に吹かれて、穏やかな海を見つめて、親愛なる主人と食べる甘味はまた一段と甘く美味しく感じるもので、この穏やかな時間がずうっと続けばいいのになぁなんて紅鈴は長いまつ毛に囲われた瞼をそっと閉じて風を感じ。だが隣から小さな空咳が聞こえるが早いか大事そうに両手で持っていたドーナツをパッと手放し彼の背中をさすりながら「 マスター。没事?(大丈夫)?苦し? 」と先程までの年頃の少女の顔は従者の顔へと変わり。発作だろうか、と頭で考える間もなくちいさな白い手で彼の背中をさすりながらもう片方の手で籠から予め用意してあったウォーターボトルを取り出せば器用に片手のみで蓋を開けて「 お水飲むできる? 」とここまでの流れを息つく間もなくこなして。彼女が手を離したドーナツは重力法則に従って白い砂浜へとその身を落としたものの、スラム出身である彼女ならばそのま砂を軽く払ってそれを食す気量があるし今彼女の頭は彼のことでいっぱいなのかそれに目をくれることもなく。 )
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