中華娘 2024-03-28 09:57:33 |
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( / 背後様とイメージが合っていたようで安心いたしました……!それでは一旦背後は引っ込ませていただきますが、何かあればお声がけくださいませ。こちらこそ、末長くよろしくお願いします! / 蹴可)
……。ああ、偉い偉い。いつも助かっているよ。
(こちらが感謝の言葉を述べればすぐに満面の笑みを見せたものの、壺の話を持ち出すと途端に様子のおかしくなった彼女に、少しだけ黙り込んで。自分が壺を棚に飾った時と向きが少し変わっていたから棚を磨く際に動かしたのだろうかと思っていたが、彼女のあからさまな慌て方を見るに、どうやら割と危ないところだったらしいと察し。叱るべきだろうかとも思ったけれど、まあ実際に壊してはいないのだから今回は大目に見ようと決めて、彼女の頭をぽんと優しく撫でつつ、ついでに「一点ものの高価な作品を半端な人間には任せられないからね」と釘を刺し。こちらとしては都合の良いことに、自分をよく慕ってくれる忠犬のような従者のこと、こうしておけば次からは気をつけてくれるだろう。相手の純粋な気持ちを利用しているようで少し胸が痛むあたり、随分彼女に絆されていることには目を背けつつ、しれっと壺を正しい向きに直しながら)
今日は良い天気だし、もう店を閉めて散歩でもしようか。紅鈴、行きたいところはあるかい?
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