〓 2024-02-15 00:08:05 |
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(/日を空けての返信、失礼いたします。事後報告になってしまい申し訳ないのですが、平日はあまり時間を取れないこともあり、数日ほどお待たせしてしまうことがございます。すみません…!
此方としてはやり取りを続けたいと思っていますが、今回の件で相性に不安を感じた場合は、返信は蹴っていただいて構いません。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。)
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(片腕でも軽々と抱えられた赤ん坊の頃から今に至るまで、この子を可愛いと思う気持ちは衰え知らずだ。そんな愛し子の顔を見ただけで一日の疲れなど吹き飛んでしまうのだが、でれでれと眦を下げた締まりのない顔なんて見せてたまるかと、ちっぽけな意地を未だに張り続けている。とある同僚──隣で煙草を吸いながら延々と娘自慢をしたかと思えば、構いすぎて最近は鬱陶しがられていると哀愁を滲ませていた彼。その仲間入りをするのは、できれば御免こうむりたい。はて、あれは数日前のことだったか、数年前のことだったか。やけに朧気な記憶に違和感を覚えるが、今は目の前の子に応じようと早急に回想を打ち切り。色素の薄い髪をわしわしと乱すように撫でれば目を細めて。)
そりゃ助かる。鬼太郎が手伝ってくれるんなら百人力だ。
(さて、これは絶好の機会である。その日の献立を考えるのは専ら自分の役目だが、できることなら食べたいものを腹いっぱい食わせてやりたい。そういう単純な男心と、子どもと連れ立って歩きたいという親のわがままを同時に叶えられるかもしれないチャンス。おまけに相手はお手伝いに乗り気ときた。みすみす逃す訳にはいくまい。小さく咳払いをしてから控えめに彼の腕を引けば首を傾け。「なあ、鬼太郎。夕飯の買い出し、一緒に行かないか。」好きなもん買っていいぞ、なんて、ささやかな誘い文句も添えてみる。せっかく時間に余裕ができたのだから…と寄り道せずに帰ったのはこのためだ。面倒だと断られたらそれまでだが、ぱっちりとした隻眼を見つめる眼差しには、無意識のうちに期待がこもっており。)
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