平凡少女 2024-02-10 20:27:40 |
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─── 天王寺、蒼空。
( 家に帰ってから。本日出会った彼の名前を小さくぽつりと呟けば自然と頬が緩み、交換した連絡先を見てまた胸がどきどきとするようなふわふわと宙に浮かぶような不思議な感覚がする。まだこの感情にどんな名前がつくのかはわからないけれど、ひなは〝 お仕事がんばってね 〟 〝おやすみ〟と続けてポン、ポン、とメッセージを送信すればまたうふふ、と楽しげに笑って眠りについて。 )
。。。。。
いらっしゃいませ。
はい、お持ち帰りでございますね。
( そして次の日。何だか今日はとっても店がゆったりしており、このままでは早上がりになってしまいそうだなぁなんて思いつつも接客をこなしてはひなは〝そういえばあの人、来てくれるのかしら。お店。〟とふと先日であった彼のことを思い出して。マァでも、もしもの時は連絡先を知っているし連絡をすればいいだけの事なのだけれど。…だが所詮、1度会っただけの関係だしこんなに彼のことが頭から離れないのは自分だけかもしれない。ひなは店内にいた最後のお客さんが店を出たのを見計らっては小さな小さなため息を吐いて。 )
( /遅れてしまってすみません…!
場面転換させていただきました。 )
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